端午の節句に単5の電池を誤ってオーダーしてしまった、単5は同サイズで1.5Vと12Vの二種類があるので注意

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単5電池単5電池をネット通販でオーダーしたが、間違ってオーダーしてしまった。使用用途は電子ろうそく。電離切れのようで交換しようと取り出したら単5の1.5V電池が2つ入っていた。(写真のとおり)
電池には、単1、単2、単3、単4があることは知っていたが、単5という電池を見たのは初めてだった。2つ直列に並べると単3電池くらいのサイズになるという小ささである。仕様を見ると、アルカリ電池で1.5Vと書いてある。ネットで調べてみると、販売している店舗はあまりなく、大型電気店か専門店にいくしかないようだったので、ネットでオーダーした。

端午の節句

単5電池は1.5Vなのか12Vなのかをチェックすること!

しかし、単5サイズというのはクセモノだった。

アマゾンなどのネット通販サイトで「単5」と検索するといくつかの種類が表示される。どれも同じだろうと思い、10個入りのパックが安かったのでオーダーした。

しかし、注文後になんだか気になってあらためて仕様を調べてみると「12V」と書いてある。1.2Vの間違いでもなく、1.5Vでもない。なんだこれは、と思いさらに調べると「キーレスエントリー」や「ワイヤレスチャイム」などで使う専用電池だった。キーレスエントリーとは自動車のワイヤレスキーでその電源用である。なるほど12Vとは自動車のバッテリーと同じ電圧なのかと妙に納得したが、問題はサイズである。

単5電池のサイズと電圧

単5電池のサイズは、直径約12mm、長さ約30mmである。
一方、12Vもののほうは直径約10mm、長さ約28.3mmである。直径には若干の違いはあるが、長さはほぼ同じサイズ。これならほぼ同サイズと思ってもいいくらいだ。

しかし、電圧は全く違う。正式な単5電池は1.5Vであるが、もうひとつのものは12Vである。サイズがほぼ同じだけに間違えて12Vものを器具に入れてしまうと急激に大電流が流れることから、ランプなら焼き切れたり萌えたりするなど、事故になるおそれがある。電子ろうそくの交換電池に単5を2本使うことが多いようなので、お年寄りなどが誤って使い、火を吹いて火事にでもなったりしたら非常に危険だ。

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正式な単5電池は電圧が1.5Vである。

12Vものを単5電池といわないでほしい

調べてみると、12Vものは正式な規格がないようだ。そのため、製造メーカーごとに「LRV08」「A23」「23A」「V23GA」「L1028」「MN21」「RV08」などの仕様名をだしているがなんともわかりにくい。いくつかのネットショップでは「単5」「単5電池」あるいは「単5互換」という表示がされていた。だから「単5」で検索するとヒットするのであるが、これらは単5ではなく別物である。

▼単5だと勘違いして誤って注文した電池
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よく見ると、12Vとは書いてあるが、単5電池/10個セットという表示は絶対にやめてほしい。誤発注のものである。この商品の下部のお客様の声には「単5と思い購入してしまったので仕方ないですが、電子ろうそくを潰してしまいました。注意書きが必要だと思いました。」と書いてあった。このお客様の声を読んだおかげで間違いに気づいたのである。幸い、発見が早かったのでオーダーの取り消しはできたが、非常に間違えやすい表記である。ぜひあらためて欲しい。

端午の節句にオヤジギャグ

ちなみに今日(5月5日)は端午の節句である。単5の電池を誤発注した記念日になった。
(すみません、ここはオヤジギャグです)