二公八民とは売上の2割を公的に収め8割を自らの収入とする施策、十割蕎麦の店主が語る地域振興経済は十割でなく二八だった

そば処 やまぎしそば処やまぎしの店主である山岸氏。太くて固くてうまさがぎゅっと詰まった十割そばの蕎麦屋として名を馳せている。店の場所は金沢駅前のライブワンビル1階。シルバーウィーク連休中ということもあり、店頭は入店待ちの行列になっていた。ようやく店に入ると、なんと自分の分が最後の蕎麦だった。
たまたま本日最後の客となったことで久しぶりに店主の山岸氏と話ができた。なんと、そば処やまぎしは来年の春に白山市鳥越村に移転するとのことだった。

やまぎしののれん

山岸氏は出身が鳥越村だそうだ。もともとの自宅を改装して蕎麦屋としてオープンさせるとのこと。準備があるため鳥越村でのオープンは2016年春になるようだ。

鳥越村では、単に蕎麦屋をするだけではないそうだ。山岸氏の出身の村は世帯数が十数軒という過疎の村だそうで、いわゆる限界集落である。その地域に元気を取り戻したいというのが山岸氏の意思である。

山岸氏によると、蕎麦も野菜や栽培し、できるだけ自分で育てた作物や食材を使って料理を提供したいということだった。農家レストラン的な蕎麦屋というイメージである。

しかし、自分一人ではできないので、周辺の人達の協力を得るつもりだ。具体的なところまではお聞きできなかったが、栽培した作物を買ったり店を手伝ってもらったり加工品を販売したりなど連携する仕事はいくつか考えられる。もちろん購入には対価は支払うし、手伝ってもらえば報酬を支払う。そして、そのことが地域の経済活性化にもつながる。そのさいに売上の二割をプールしておき地域の活性化のための資金にあて、さらなる活性化のための事業を行いたいという発想である。

二割は公的のためにつかい、八割は自分の収入にする。これは山岸氏のいう「二公八民」である。

江戸時代の農民の年貢は四公六民といわれる。現代の蕎麦屋の店主山岸氏のアイデアによると「二公八民」の二割程度が適正ではないかということだった。

二八そばではなく十割そばを打つ山岸氏のにくいアイデアである。

白山市鳥越村に来春オープンするというそば処やまぎしにおおいに期待したいものだ。

やまぎしのそば(しろ)

本日いただいた蕎麦は十割そばの「しろ」。やまぎしには「しろ」「田舎」「粗挽き」という三種の蕎麦があるがすべて十割蕎麦である。

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この記事を書いた人

中小企業診断士:遠田幹雄の顔写真遠田 幹雄(とおだ みきお)
 
経営コンサルティング企業の株式会社ドモドモコーポレーション代表取締役。石川県かほく市に本社があり金沢市を中心とした北陸三県を主な活動エリアとする経営コンサルタントです。
小規模事業者や中小企業を対象として、経営戦略立案とその後の実行支援、商品開発、販路拡大、マーケティング、ブランド構築等に係るコンサルティング活動を展開しています。民民での直接契約を中心としていますが、商工三団体などの支援機関が主催するセミナー講師を年間数十回担当したり、支援機関の専門家派遣中小企業基盤整備機構の経営窓口相談に対応したりもしています。
保有資格:中小企業診断士、情報処理技術者
 
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