(1).ホームページで提供している情報の内容 私が主催するサイトは以下の5つ。 全て誰にでもオープンに公開している無料サイト。 簡単に紹介しておきます。 ●昨年10月に創業した「株式会社ドモドモコーポレーション」のサイト 当社の会社案内やその他のビジネスとしての私の動きを紹介 これから会社登記のサポート資料の公開等、徐々に充実を図る予定 オープンは2000年11月 http://www.domo-domo.com ●農業を学び大豆を作る「マメジン」 中小企業経営者たちと農業を学ぶため大豆を作る活動をはじめた 初年度は170坪の遊休農地を借りエンレイを栽培し、70キロ収穫 タネマメ〜肥料まき〜定植〜補植〜草むしり〜収穫〜マメタタキ そしてできた大豆を使い、豆腐や味噌を作るまでの写真も紹介 農水省マメリンク等公式サイトにもリンク紹介されている オープンは1999年2月(スタート当時は無料サイトだったが2000年8月移転) http://www.mamejin.com ●ココロの悩みを軽くする、ヒーリングと無料相談「eココロ」 マメにコエかける、それが原点(農作物にも人にも(^^;) ヒトの悩みは、本来自分自身で解決して行くもの だけど解消できない重い悩みをもつこともある そんなとき少しでもココロが軽くなれるような触媒の場を提供 善意の参加者同士が相互交流することにより癒されるしくみ 2000年2月に開催したインターネットビジネスフォーラムがきっかけ そのフォーラムの交流で発案し暖め育てた企画を実現化したもの 善意の回答者の協力等により無料運営する 費用は株式会社ドモドモコーポレーションが負担 オープンは2001年1月(現在もテスト運用の状態) http://www.e-cocoro.net ●箱にまつわるコミュニケーションサイト「箱覧会」 用がないとき必要で用があるときは不要なもの、それが「箱」 容器包装リサイクル法施行で世の中の邪魔モノ扱いもピークに そんな「箱」でも有用なものもあるし箱には文化も入っている 箱屋さん、紙メーカー、加工業者、町のお店、消費者を巻き込み コミュニケーションしていくしくみを考えている 有料出店の展示場スペースも用意してるが現在空き店舗(^^; オーナーは箱加工業者の社長で私はwebmasterという関係 オープンは2001年1月(現在もテスト運用の状態) http://www.hakorankai.com ●自己紹介のコミュニティサイト「どもども(^^)遠田」 ニフティのフォーラム会議室で議長だった1998年にオープン ネット上でパーソナル色を前面に出して展開している 私のインターネットホームページデビューがここ だから、ごった煮状態で支離滅裂のコンテンツ(^^; 要は家族の紹介や旅行の思い出まで紹介している個人ページ オープンは1998年2月 http://member.nifty.ne.jp/domodomo/ (2).農業経営の視点から見た今後のインターネットの活用 ●インターネットって何? 要はインターネットとはただの「線」である 「線」だから入り口と出口以外の途中には何もない 「受信」するか「発信」するかのどちらかしかない これは表裏一体だからどちらかだけではダメ 「発信=受信」、発信するところに情報は集まる ●インターネットは「広く使うべきか? 深く使うべきか?」 It is a pen (アイティ イズ ア ペン)→ITは筆記用具 「気付き」をもった経営者にはITはとても有効なツール いつでもどこでも意志を伝え合うことができる ホームページではオープンに誰にでも情報公開できる つきあいはじめるきっかけがホームページ(広く使える) つきあいだすと会話(コミュニティ)が重要になる 1対1リレーションシップはメール(より深く使える) 新たな共感者と深い関係を継続していくことができる ※浅いつきあいはやめとこう、あまり意味が無い ※ホームページは広く深く、メールはより深く ●深い関係を醸成するためにITは有効 ホームページにより顧客とダイレクトな交流 掲示板、チャット、メールマガジン等のコミュニティツール利用 顧客とのダイレクトなメールやりとりは会話そのもの →強力な営業活動であり、メールは営業支援ツールとなる COC(コミュニティ・オブ・コマース)という概念 コミュニティがあるからコマース(商取引)が発生しやすい →コミュニティがないところに購買はない ※外部協力者との深い関係にもメールは非常に有効 ※深く付き合うために最も有効なITツールは「メール」 ●時代の「構造」変化を知るべし 第三の波、本格的な到来 →第一の波:農業、第二の波:産業、第三の波:情報 自己責任とネットワークの時代、ヒトの価値観が大きく変わる ・大きな変換点 成長経済から成熟経済へ移行 →成長経済の源泉は人口増加による規模拡大 →特に食品はヒトの「口」の数に比例してしか売れない 過去の延長線上に成功はない、前例がないから正解がわからない ・顧客満足度を高めた経営が重要 1000円のお客さま×1000人か、100万円のお客さま×1人か? →どちらも100万円の売上 1回きりの購買か、生涯継続した購買か? →成長経済なら試し買い需要だけでも顧客数が多ければ大きな売上になった →成熟経済では、生涯購入してくれるお客さまが重要 ※毎月米を定期購入してくれるお客さまと生涯付き合うことが大事 (計算例:10ha耕作する米農家の2例) ▽全量をJAに購入してもらう場合の計算例 田んぼ10haで生産できる米は約60トン(60000キロ) 市販の10キロ袋にすると6000人への販売に相当 売上:6000件×3000円@1袋=1800万円 →売り先は1箇所だが、最終的には毎年6000件の販売先 →30年で24万件の販売先(固定客ではなくその都度通りすがりの客) →低利益でかつ売上不安定 ▽生涯顧客に直販する場合の計算例 月10キロ消費する家族の年間米消費量:12×10=120キロ 60000キロ÷120キロ=500件 売上:500件×12ヶ月×6000円@1袋=3600万円 →500件のお客さまと毎年つきあっていく →30年たってもお客さま件数は同じ →高利益で売上安定 ●これからは顧客満足度について考える あなたのお客さまは満足しているか? ひとりのお客さまを徹底的に満足させることができるかどうか 満足とは「期待している品質を超えること」 品質とは「基準を超えること」 サービスや味覚の品質は「知覚品質」→基準がだんだん上がっていく 毎日、あらたな基準を設定しなおすくらいの覚悟が必要 ※One to Oneマーケティングは「顧客=生産者」 一人のお客さまを満足させることができなくて誰が満足するか 目の前のお客さまが満足してくれるから、次も買ってくれる ではお客さまを満足させるために自分は犠牲者になるか→不可 自分も満足できるからお客さまも満足できる(共感が重要) より高度な満足 → 「満足」から「感動」へ ※満足度の高い顧客の行動パターン @再購買、A高金額購買、B固定客化、C口コミ宣伝 (3).普及組織からの情報提供に期待すること ●ネットワーク 上下関係という構造では時代に生き残れない タテではなくヨコの関係に構造転換すること ●コンカレント 第三の波の時代には、情報の提供だけでは意味が無い 情報の収集と提供を同時におこなう必要があること ●アジル 俊敏な動きが生命線 環境変化に対応して身体の組織構造を変えるぐらいのスピード感がいる 恐竜が亡んだのはネズミに食べられたという説もある [プロフィール] 遠田 幹雄 株式会社ドモドモコーポレーション代表、中小企業診断士 E-mail tohda@domo-domo.com URL http://www.domo-domo.com/ 昭和34年 2月26日に石川県河北郡七塚町で生まれる 昭和56年 勤務先広告出版会社が倒産、印刷会社に営業として勤務 平成 9年 ニフティフォーラム中小企業診断士勉強会会議室議長に就任 平成10年 中小企業診断士として通産大臣登録 平成11年 農業を学び大豆を作る活動「マメジン」を始める 平成12年 金沢工業大学で情報2種資格試験講座の講師を務める 平成12年 株式会社ドモドモコーポレーションを設立 |