BSCは戦略立案ツール、BSC(バランススコアカード)手法を活用して経営戦略立案を支援します
そして戦略を共有・可視化(見える化)するにはBSC(バランススコアカード)が適しています。
当社は、中小企業の経営幹部や社員が一緒になって自社戦略立案をするお手伝いをしています。
座学だけではなく、意見交換や発表と質問を行う形式を組み込んだグループディスカッションをしながらワーク形式で実践的に学び取ってもらうような研修も行なっています。
【バランススコアカード戦略立案ステップ】 |
▼事業ドメイン設定 |
▼SWOT分析 |
▼戦略マップ |
バランス・スコアカード(BSC)は、1992年ハーバードビジネススクールのロバート・S・キャプラン教授とコンサルタント会社社長のデビット・P・ ノートン氏に業績評価システムとして発表されました。バランス・スコアカードは、企業のもつ重要な要素が企業のビジョン・戦略にどのように影響し業績に現れているのかを可視化するための業績評価手法です。
バランス・スコアカードは4つの視点でビジョンと戦略を分析します。
4つの視点とは「財務の視点」「顧客の視点」「業務プロセスの視点」「人材と変革の視点」。
従来の財務分析による業績評価は主として「財務の視点」に偏りがちでした。しかし業績の高い企業は財務だけでなく、業務プロセスや働く人のマインドなど財務以外(非財務)がすばらしく、それが結果として財務で表される業績を押し上げている例が多いことがわかっています。
そこで、バランス・スコアカードでは、財務の視点に加えて、顧客の視点(企業からみるお客様、お客様からみえる企業)、業務プロセスの視点(製品のクオリティ や業務内容に関する視点)、人材と変革の視点(以前は成長と学習の視点と表現されていた、企業のもつナレッジ(アイディア、ノウハウ)や従業員の意識・能力の視点)という4つの視点で評価を行なう。
つまり、バランス・スコアカードは、 企業のもつ有形資産、無形資産、未来への投資などを含めた企業の戦略実行能力を総合的に評価分析するツールなのです。
バランス・スコアカードは総合的に戦略立案を行うフェーズを統括しており、SWOT分析やTOWS分析も含まれています。
SWOT分析で現状分析しTOWS分析でアクションプラン(対策案)を考える
自社を取り巻く経営環境を内部要因の強みと弱み、外部環境の機会と脅威にわけて列挙し整理します。
SWOT分析の次はTOWS分析。
SWOT分析でしっかりと現状分析を行ったら、次は対策(アクションプラン)を考えます。対策はTOWS分析というシートを使うと案を出しやすいのです。
TOWS分析とはSWOTをひっくりかえしています。SWOT分析が現状把握(事実)なのに対して、TOWS分析は今後(未来)のことを考える創造的な局面 です。
たとえば現状の強みと機会を踏まえて、どんな対策案が考えられるかをたくさん出す。とにかくたくさん出すことが重要です。まずは質より量。たく さん出された案は、その後に似たもの同士をまとめるグルーピングを行うことで整理されていきます。
そのあと、グルーピングされた固まりに適切なタイトル付けを行います。さらにタイトル 同士の関連性に考慮しながら重要度の順番をつけます。こうやって順位付けされた対策案は実行可能性の高い戦略になっていきます。
なお、SWOT分析のSWOTは「スゥォット」と発音しますが「スワット」と発音する人も多いため「スワット分析」と呼ばれることもあります。またTOWS分析は「トゥーズ分析」と呼ぶようにしています。
BSC研修の様子
BSC(バランス・スコアカード)に関して、企業や団体で体験型の研修をすることがよくあります。
グループワークを行いSWOT分析と対策案を発表する様子
このように、SWOT分析やTOWS分析はコミュニケーションツールとしても有効です。
事例企業のケースでグループワークを行ない戦略マップを書いて発表するという研修も行なっています。
BSC戦略立案シートをダウンロード
▼BSC戦略立案シートをダウンロードできます
BSC立案シートのダウンロード
ダウンロードできるページに移動します。
(アクションプランのエクセルもあります)
BSC(バランス・スコアカード)の記事一覧
当サイト内にはBSC関連のブログ記事も多数あります。
記事ではこれまで研修や経営合宿などで取り組んできた事例などを紹介していますので、興味があるようでしたら、それらの記事もご覧になってみてください。