中小企業診断士

中小企業診断士のプロコン養成講座の2講め講師は遠田が担当、中小企業診断協会石川県支部の今年度研修事業

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20080912中小企業診断協会石川県支部では今年度の研修事業として中小企業診断士のプロコン養成講座を実施している。全5回の講座で中小企業診断士がプロのコンサルタントとして自立するために必要な知識習得や資質向上を図ることを目的としている。参加資格は中小企業診断士で石川県支部正会員および石川県診断士会の会員。
このプロコン養成講座の2講目講師は遠田が担当し、事例研究として株式会社レスターのビジネスモデル研究を紹介した。このような重要な場に登用くださいまして支部の研修担当役員には感謝である。

プロコン養成講座の反響の大きさ

Konsinkai プロコン養成講座といっても受講者が必ずしもプロのコンサルタントにならなければいけないというわけではない。
石川県支部のプロコン養成講座は、コンサルタントとしての業務が主要となっている石川県支部の中小企業診断士が講師として自らの情報提供を行うスタイルである。このような講座運営では、講義内容について抜けなくズレ無くかぶり無くという一気通貫型の内容にはならないかもしれない。

しかし、このプロコン養成講座の反響は大きい。県内の中小企業診断士が100名強で、支部正会員が約60名という状況の中で参加費1万5千円を支払った受講者が11名。県内診断士内の参加者が11%とはランチェスター理論でいうなら影響シェアの11%を達成していることになる。支部正会員だけならなんと約2割の参加ということになる。有資格者団体が主催する自由参加のセミナとしては異例の参加率の高さといえるだろう。

中小企業診断士でありつづける意義はなにか

さて、あらためてプロコン講座の意義はなにか?その意義としては域内の中小企業診断士同士の交流促進が大きい。中小企業診断士は企業内に勤務する企業内診断士がもっとも多い。また中小企業診断士は向上心や向学心が強くや好奇心旺盛な方が多い。よって、プロコン開業を目的としなくても知的好奇心からプロコン養成講座は受講ニーズがあるということだろう。
さらにこのような講座運営は講師や講座運営者側がメンター(いわゆるたよれる兄貴分)としての役割も果たしやすい。

中小企業診断協会は組織として公益問題をかかえており、その存在意義が問われている。来年にはみずからの組織をどうするか意思決定しなければならない。その渦中において、中小企業診断士として、どう考えどう行動するかがひとりひとりの診断士に問われている。

中小企業診断士でありつづける意義はなにか?中小企業診断士とは、持続的に成長する存在である。学習と成長を継続的に自らに課し、その経験と資質により世の中に役に立ち続ける。そのことを誇りに思いたい。

中小企業診断士の役割とは?(診断協会本部HPより)

中小企業診断士は、まず企業の成長戦略の策定について専門的知識をもってアドバイスします。また、策定した成長戦略を実行するに当たって具体的な経営計画 を立て、その実績やその後の経営環境の変化を踏まえた支援も行います。このため、中小企業診断士は、専門的知識の活用とともに、企業と行政、企業と金融機 関等のパイプ役、中小企業への施策の適切な活用支援まで、幅広い活動に対応できるような知識や能力が求められています。(出典:中小企業診断協会HP 中小企業診断士の役割とは?

中小企業診断協会石川県支部プロコン養成講座(石川県支部)

中小企業診断協会石川県支部プロコン養成講座
2講目
日 時:平成20年9月12日(金)18:30より
場 所:地場産業振興センター本館2階第3会議室
テーマ:事例研究①「IT活用企業事例紹介」
講 師:(株)ドモドモコーポレーション代表 遠田幹雄氏(支部理事)

※ちなみに写真は講座のあとの交流会の様子。支部役員や講師陣も参加し13名と大賑わい。講座はあと3回予定されており、最終の5回目(12月)後に打ち上げの交流会が予定されている。