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さつまいもとサツマイモはどちらがより多く検索されているか?グーグルトレンドで検索ボリュームと傾向をつかむ

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Googletrendsさつまいもとサツマイモと薩摩芋はどれがより多く検索されているか?
同じ意味の言葉でもひらがな、カタカタ、漢字で検索される傾向がまったく違うことがある。そのためホームページに表示する言葉を選択するさいには注意が必要だ。さらに、さつまいもとサツマイモはじゃがいもやジャガイモと比較すると検索のされ方にどのような傾向の違いがあるかは気になるところである。
これをグーグルトレンドで調べてみた。グーグルが提供しているグーグルトレンドというサービスを利用すると検索ボリュームと検索の傾向をつかむことができる。もちろん無料だ。

グーグルトレンドで「さつまいも,サツマイモ,じゃがいも,ジャガイモ」という4つのキーワードを「,」で区切ってまとめて入力する。すると、これら4つのキーワードの検索ボリュームを折れ線グラフで時系列に示してくれる。これは直感的にもわかりやすい。過去5年間の傾向をさかのぼって調べることができるが、ここでは2008年の分だけを表示と選択した。(上記のグラフ)

さつまいも まず、「さつまいも」と「サツマイモ」はひらがなの「さつまいも」のほうが2.45倍検索されていることが数字で示されている。これは「サツマイモ」を基準にすると「サツマイモ」が1の場合に「さつまいも」がその何倍あるかという数値で表示されるからだ。
時期的には8月の中旬以降から急激に検索ボリュームが増えている。とくに9月に入ってからの伸びが著しい。

一方、「じゃがいも」と「ジャガイモ」では、やはりひらがなの「じゃがいも」のほうが多く検索されていることがわかる。数値的には「じゃがいも」が5.25で「ジャガイモ」が3.10と表示されている。グラフで見ると「じゃがいも」の検索ボリュームのピークは6月ころで、その後はゆるやかに下がっている。

Googletrends2007_2 おもしろいことに「さつまいも」の検索ボリュームが急激に上昇する秋になって「じゃがいも」の検索ボリュームも上昇している。グーグルトレンド2007年の検索傾向では「さつまいも」は10月中旬にピークになり、その時期に関しては「じゃがいも」の約2倍の検索ボリュームになっている。

通年でみると「じゃがいも」のほうは「さつまいも」よりも検索ボリュームは多く、ピーク性は5~6月ころにあるものの割となだらかで年中通じて検索されている。一方「さつまいも」は通常の検索ボリュームは少ないが、収穫が旬となる秋の頃のピークが強くなり「じゃがいも」を大きくこえる検索ボリュームがある。

このことから、「さつまいも」のほうが「じゃがいも」に比べ季節的に人気が急上昇する「旬」の要素が強くでることがわかる。消費者生活者にとって「さつまいも」のほうが「じゃがいも」よりも嗜好性が強い食品であることが推測できる。季節の「おやつ」という感覚があるのかもしれない。

こんなちょっとした調査も簡単にできるグーグルトレンドは本当に便利。

グーグルトレンド
https://www.google.co.jp/trends

(現在は英語版のみだが日本語の調査も可能)

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