SOHOとはスモールオフィス・ホームオフィス(Small Office/Home Office)の頭文字である。しかし、もともとはロンドンの古くから拓けたSOHOという街の地名からきている。アーティストや作家の街としても知られたロンドンのSOHO地区にあやかり、その後ニューヨークのハウストン通りの南側(South of Houston Street)がSOHOと呼ばれるようになった。ニューヨークのSOHOは19世紀ころは街の中心であったがその後衰退しスラム化した。そのSOHO地区の倉庫などを若手アーティストが利用するようになってから、今度は芸術家の街として有名になり発展する。SOHOの語源にはこのような歴史的な経緯があった。
衰退と発展を繰り返したのがSOHOの歴史だとしたら、これからのSOHOがどうなるか興味深い。
ここで疑問がひとつある。SOHOと小規模事業者はどう違うのか?従業員数だけでSOHOと定義するなら、家族経営の農業ベンチャーもSOHOということになるが違和感を感じる。人数規模と業種の定義が必要なようだ。
日本SOHO協会やSOHOギルドや各地区のSOHO支援のインキュベーダー施設のホームページを見てが、定義に若干のブレがある。従業員10名以下という表現もあれば5名程度以下という表現もあるし、業種業態も6つのタイプと特定しているのもあれば特に規定していないのもある。
おおむね、SOHOは従業員5名程度以下でインターネットやITを活用する小規模事業者とみておけばよさそうだ。
▼SOHOの定義に言及しているサイト
ISICOのいしかわSOHOプラザ
北陸の視座vol7
SOHO/マイクロビジネスの人口推計とその支援方策に関する考察
日本SOHO協会
SOHOギルド
ウィキペディアのSOHO紹介
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遠田幹雄は経営コンサルティング企業の株式会社ドモドモコーポレーション代表取締役。石川県かほく市に本社があり金沢市を中心とした北陸三県を主な活動エリアとする経営コンサルタントです。
小規模事業者や中小企業を対象として、経営戦略立案とその後の実行支援、商品開発、販路拡大、マーケティング、ブランド構築等に係る総合的なコンサルティング活動を展開しています。実際にはWEBマーケティングやIT系のご依頼が多いです。
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