グーグルアナリティクス(Analytics)の解析結果を見ると、eコマースの解析データの一部がうまくとれていないところがある。そこでトラッキングコードを見直すことにした。
標準では、「新しいトラッキングコード (ga.js)」と「以前のトラッキングコード (urchin.js)」の2種しか選択できないように見える。
実はAnalyticsトラッキングコードはカスタマイズできるのだ。新しいトラッキングコード (ga.js)でのカスタマイズ方法はアドワーズ広告ヘルプの説明がわかりやすい。
複数のドメインにまたがって解析データを取りたい場合は
pageTracker._setDomainName("none");
pageTracker._setAllowLinker(true);
という2行を追加するとよいようだ。
この例は、とくにショッピングサイトで「eコマース」の設定をする場合、ASP買い物カゴ(例えばショップメーカーなど)の解析データをとりたいときに有効である。
グーグルアナリティクスの画面で売上金額や購入までの日数などの分析が可能になる。
<!–グーグルアナリティクスのタグ–>
<script type="text/javascript">
var gaJsHost = (("https:" == document.location.protocol) ? "https://ssl." : "http://www.");
document.write(unescape("%3Cscript src=’" + gaJsHost + "google-analytics.com/ga.js’ type=’text/javascript’%3E%3C/script%3E"));
</script>
<script type="text/javascript">
try {
var pageTracker = _gat._getTracker("UA-*******-1");
pageTracker._setDomainName("none");
pageTracker._setAllowLinker(true);
pageTracker._trackPageview();
} catch(err) {}</script>
※太字の部分が追加した2行
また、3月6日に「Analytics 日本版 公式ブログ」にて、トラッキングコードに関するよくあるご質問 - コードスニペットの張り替えは必要ではありません。という記事があった。
最新のトラッキングコードには
try {
var pageTracker = _gat._getTracker("UA-*******-1");
pageTracker._trackPageview();
} catch(err) {}
と太字の部分が追加されているが、この部分はあるJavaScriptのエラーメッセージを表示しないようにしただけのことなので、あえてトラッキングコードを変更する必要はなさそうだ。
なお、Google Analytics アカウントでトラッキング コードを確認する方法は次のとおり。
- http://www.google.com/analytics/ja-JP/ で Google Analytics にログインします。
- トラッキング コードはプロファイルごとに作成されるため、[サマリー] ページでコードを確認するプロファイルを含むアカウントを選択します。
- アカウントの [サマリー] ページでプロファイルを選択します。
- プロファイルの [操作] 列で [編集] をクリックします。
- [サイト プロファイル情報] ボックスの右上にある [ステータス確認] をクリックします。
- [トラッキング コードの追加手順] セクションのテキストボックスからトラッキング コードをコピーします。
ウェブページにトラッキング コードを追加する際は、必ず HTML コードの本文の </body> タグの直前に貼り付けてください。
その後、グーグルアナリティクスの非同期タグ使用によりさらに変更になっています。
▼最新のトラッキングコードは以下のとおりです。(2012年~)
<script type="text/javascript"> var _gaq = _gaq || []; _gaq.push(['_setAccount', 'UA-*******-1']); _gaq.push(['_setDomainName', 'none']); _gaq.push(['_setAllowLinker', true]); _gaq.push(['_trackPageview']); (function() { var ga = document.createElement('script'); ga.type = 'text/javascript'; ga.async = true; ga.src = ('https:' == document.location.protocol ? 'https://ssl' : 'http://www') + '.google-analytics.com/ga.js'; var s = document.getElementsByTagName('script')[0]; s.parentNode.insertBefore(ga, s); })(); </script>
この記事を書いた遠田幹雄は中小企業診断士です
遠田幹雄は経営コンサルティング企業の株式会社ドモドモコーポレーション代表取締役。石川県かほく市に本社があり金沢市を中心とした北陸三県を主な活動エリアとする経営コンサルタントです。
小規模事業者や中小企業を対象として、経営戦略立案とその後の実行支援、商品開発、販路拡大、マーケティング、ブランド構築等に係る総合的なコンサルティング活動を展開しています。実際にはWEBマーケティングやIT系のご依頼が多いです。
民民での直接契約を中心としていますが、商工三団体などの支援機関が主催するセミナー講師を年間数十回担当したり、支援機関の専門家派遣や中小企業基盤整備機構の経営窓口相談に対応したりもしています。
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