遠田が住んでいる地域では「ゆうやけこやけで日が暮れて…」と午後6時にチャイムが鳴るようになった。いつからこのようなミュージックチャイムが鳴るようになったのか。家族に聞いてみると4月ころではないかというがどうもはっきりしない。他地域では防災行政無線のサイレンの定時チェックとして正午や夕方などに流すことも多いようだが、遠田が住んでいるかほく市ではどうなのだろうか?
かほく市のホームページを調べてもチャイムについての記載はない。
しかし、かほく市のホームページサイト内の検索で「防災行政無線」を調べると、平成21年度施策方針の中に「この3月末に完成を予定しております防災行政無線を4月1日から本格運用を開始する」という記述があった。
ウィキペデアの「市町村防災行政無線」によると、 放送内容は、
* 大規模災害発生時の避難勧告、避難命令などの告知
* 緊急地震速報や武力攻撃等の緊急事態における国民への情報伝達(J-ALERT(ジェイアラート))
* 火災発生の知らせ、消防団員の招集、鎮火報告
* 戦争犠牲者追悼のための鐘・サイレン(8月15日、8月6日、8月9日)
* 朝・昼・夕(07:00・17:00が多い)の時刻を知らせる音楽・鐘・サイレン、児童の帰宅を促す放送 (設備が故障していないことを確認するための試験の目的もある。)
* 光化学スモッグ注意報等の告知
* 行方不明者の捜索協力依頼
* 交通安全月間、食中毒予防月間などの告知
* 架空請求・振り込め詐欺等に遭わないよう注意を促す
* 誘拐防止・変質者出没等の警告
* 運動会の延期連絡
* クマやサルなどの出没情報
などがある。
朝昼夕の時刻を知らせるサイレンは、この説明にぴったりとはまる。
かほく市ではケーブルテレビ事業を推進していたため、その派生事業として実施したのではないだろうか。
▼ユーチューブで調べた「防災行政無線 夕焼け小焼け」からよく似ているチャイム(音楽は40秒目あたりから)
ちなみに、かほく市の平成21年度の重点施策は以下の6点であった。(以下引用)
【重点施策】
(平成20年度の主要施策について)
次に平成21年度の主要施策についてでありますが、かほく市発展のための主な取り組みとして、6点にわたって説明致します。
まず第1点目に、「新たな発展のための取り組み」についてであります。
地域経済の活性化を図るため、県の緊急融資制度を活用した市内の中小企業者に対して、利子の一部を助成するほか、雇用対策として、ふるさと雇用再生事業を活用するNPO法人に対しての助成等を行うことといたしました。
また、地域生活基盤の整備として、長年の懸案でありました市北部地区の発展に欠かすことができない能登有料道路看護大インターのフルインター化につい
て、いわゆる請願インターとして、県道路公社の事業により平成21年度中の完成を目指すこととしたほか、合併支援道路である東西幹線道路のアクセス道路の
市道宇気23号線道路新設事業にも着手するなど、市内全域の均衡ある発展に向けて、幹線道路の計画的な整備を実施するものであります
そのほか、高松小学校プール改修等の教育環境の整備、市道にかかる橋梁の長寿命化、JR横山駅の改築にも新たに取り組んで参ります。
第2点目に、「地域が一体となって支える健康・福祉のまちづくり」への取り組みであります。
従来から重点事項として取り組んでまいりました「子育て支援」では、妊婦検診の公費負担を5回から14回に拡大し、また、保育園の開園時間につきましても従来の保育時間を見直し、保護者のニーズに合わせて延長することといたしました。
これに伴い、これまで保護者から徴収しておりました、月額1,500円の長時間保育料については全て無料化し、合わせて延長保育料についても軽減することとし、更なる子育て環境の向上に努めることといたしました。
また、保育園の統廃合の推進につきましては、統合保育園の第3弾として、平成20年度に用地取得及び造成工事を実施しました「仮称宇ノ気北部保育園」について、基本設計並びに実施設計を行うものであります。
保育園の統廃合は、平成18年3月に策定した保育園施設整備計画に基づき実施しているところでありますが、新たな地域開発の進展等による地域環境の変化
を考慮した見直しや保育園の民営化の検討についても、保護者や有識者の意見を拝聴しながら取り組んで参りたいと考えております。
第3点目に、「創造力といきがいをはぐくむ教育・文化のまちづくり」の取り組みについてであります。
合併後、重点的に取り組んで参りました市内小中学校の耐震化については、大海小学校屋内運動場の耐震化をもって、学校施設の耐震化が全て完了するものであります。
高松小学校のプール改修につきましては、プール本体などの老朽化が著しくなったことや市内6小学校のうち専用の学校プールが無かったこともあり大規模改修を実施することといたしました。
また、国の総合学力調査のほか、市単独にて実施して参りました学力調査について、市内小学5年生を対象に、年1回を2回に増やして実施することといたし
ました。さらには、県内の市町でははじめての取り組みとなる、中学生を対象とした、実用英語技能検定、いわゆる英検の受検料を全額助成するなど、児童生徒
の学力向上及び学ぶ意欲の育成に努めることといたしました。
そのほか、「地域ぐるみの学校支援事業」や「放課後子ども教室推進事業」なども引き続き実施し、地域の教育力を高めるとともに、次代を担う青少年の健全育成を目指すものであります。
国際交流事業におきましては、平成21年度には、メスキルヒ市からの成人交流訪問団及び青少年訪問団の受け入れを予定しており、今後とも姉妹都市交流の推進を図って参りたいと考えております。
第4点目に、「安全でうるおいのある暮らしを支える生活基盤の充実したまちづくり」の取り組みについてであります。
この3月末に完成を予定しております防災行政無線を4月1日から本格運用を開始するほか、旧保育園敷地を利用した災害時の一次避難場所ともなる「ふれあい広場」の整備、高規格救急車及び消防団ポンプ車の更新等を実施することといたしております。
また、地区コミュニティの拠点となる集会場の改修に対しましても従来の予算枠を大幅に拡充して取り組むこととし、地区要望に積極的に対応することといたしました。
第5点目に、「地域の発展と活力を支える機能的な都市基盤が整ったまちづくり」の取り組みについてであります。
先にも申し上げました看護大インターのフルインター化と東西幹線アクセス道路整備のほか、国の交付金事業を活用して、夏栗地内と大崎地内の消雪装置設備の改修工事を実施することといたしました。
また、側溝改修など地域の生活道路の整備につきましては、先の臨時議会でご可決をいただきました平成20年度補正予算としての地域活性化、生活対策臨時
交付金事業の1億円と当初予算の1億円を合わせて、通常ベースの2倍の2億円の事業費を確保し、地区要望に積極的に対応して参りたいと考えております。
このほか、情報化の推進として実施しております、ケーブルテレビ事業につきましては、これまでも職員一丸となりまして、加入率の向上に努めてまいりまし
たが、より多くの市民の皆様が「かほくチャンネル」を見ていただくことにより、市独自の情報伝達媒体としての、効果的な活用が図られるよう、今後もより一
層、加入促進に努めてまいりたいと考えておりますので、議員各位には更なるご理解とご協力をお願い申し上げます。
第6点目に、「様々な産業が育ち、地域の個性を創出する元気なまちづくり」の取り組みについてであります。
現在、百年に一度の不況とも言われておりますが、商工業関連では、先ほど申し上げました中小企業者への助成制度の新設や雇用対策をはじめとして、市とし
てできる限りの対策を実施することにしております。平成20年度補正予算で計上した各種の地域活性化対策を含めて、市内中小企業者への支援を更に進めて参
ります。
そのほか、商工会の運営や活動に対しても引き続き支援するほか、従来から実施して参りました各種事業につきましても、引き続き商工会と連携し、地域産業の育成に取り組んで参りたいと考えております。
農林水産業の振興につきましては、地域農産物のブランド化の推進を重点事業として、主要農産物6品目のブランド化に対する支援を拡充し、平成21年度に限り、従来の補助率を引き上げ、県内外に発信して参りたいと考えております。
また、市内小中学校の学校給食に、かほく市産のお米を取り入れ米消費拡大と地産地消にも努めて参ります。
この記事を書いた遠田幹雄は中小企業診断士です
遠田幹雄は経営コンサルティング企業の株式会社ドモドモコーポレーション代表取締役。石川県かほく市に本社があり金沢市を中心とした北陸三県を主な活動エリアとする経営コンサルタントです。
小規模事業者や中小企業を対象として、経営戦略立案とその後の実行支援、商品開発、販路拡大、マーケティング、ブランド構築等に係る総合的なコンサルティング活動を展開しています。実際にはWEBマーケティングやIT系のご依頼が多いです。
民民での直接契約を中心としていますが、商工三団体などの支援機関が主催するセミナー講師を年間数十回担当したり、支援機関の専門家派遣や中小企業基盤整備機構の経営窓口相談に対応したりもしています。
保有資格:中小企業診断士、情報処理技術者など
会社概要およびプロフィールは株式会社ドモドモコーポレーションの会社案内にて紹介していますので興味ある方はご覧ください。
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