無料ネットショップの「BASE」では、独自ドメインを使うことができます。
そのさいにあえて新規のドメインを取得しなくても、自社がすでに利用している独自ドメインがあればそのサブドメインを使うほうがメリットが大きいです。その理由は、同じ企業が運営主体であることがドメイン表示だけでわかるからです。
例えば、自社サイトの独自ドメイン(公式サイト)が「dm2.co.jp」だとしたら、ショップの方で表示する独自ドメインを「shop.dm2.co.jp」にすると統一感があり信頼性も高まります。また、このようにサブドメインを使うほうがSEO効果も期待できます。
BASEのサブドメインを設定する方法
「cname」を使います
BASEで独自ドメインを設定する方法は、BASEのマニュアルでも紹介されています。
https://help.thebase.in/hc/ja/articles/206341002-ショップURLを独自ドメインにすることはできますか
上記には「cnameレコード」を設定すると可能だということが書いてあります。
CNAMEレコードとはDNS操作のひとつで、IPアドレスではなくドメイン名をそのサブドメインとして表示するという設定法です。
例えば、独自ドメインが「dm2.co.jp」だとして、
「shop.dm2.co.jp」というサブドメインをBASEで利用したい場合は、
ドメイン管理できるサービス画面で
cname shop cname.thebase.in.
というようにDNSに追記します。
さくらインターネットで設定する場合
さくらインターネットで独自ドメインを利用している場合なら
さくらインターネットのゾーン設定を使えば独自ドメインのサブドメインをBASEなど他サーバで表示できる
で設定方法を紹介しています。
参考にしてください。
バリュードメインで設定する場合
以下ではバリュードメインを使ってサブドメインを設定する方法を紹介します。
バリュードメインでは、わりとシンプルにコードで記述するエンジニア向きの設定方法なので、なれていないと設定がわかりにくいです。
バリュードメインには「無料ネームサーバー」という設定画面があります。
バリュードメインの無料ネームサーバー
https://www.value-domain.com/ns/
この設定画面に、「cnameレコード」を一行追加するだけです。
▼実際に設定下画面
上記の画面は、すでに設定されていた内容に
cname shop cname.thebase.in.
を追記しただけです。
エックスサーバーで設定する場合
エックスサーバーの場合は、設定画面が制限されていることもあり、比較的入力しやすいです。
DNSレコード設定の画面で所定の入力をします。
ホスト名→ shop
種別→ CNAME
内容→ cname.thebase.in
を入力して「確認画面に進む」をクリックして設定します。
ここでの注意点は内容のところです。「cname.thebase.in」と入力します。「cname.thebase.in.」ではありません。最後の「.」がないこと、わかりますか?
どうやらエックスサーバーでは最後の「.」は自動的に付与されるようです。
いったんうまく設定できていたはずですが、しばらくしてからサイトを見るとSSL設定が「設定失敗」という表示になっていました。
このあたりの設定は間違えると、ホームページがまったく見えなくなったり、メールが送受信できなくなったりしますので、よくわからないという方は操作をしないほうが無難です。
ちゃんとわかる人に相談するか、操作を依頼したほうがいいかもしれませんね。
BASEに独自ドメインのサブドメインを設定した事例
身の回りでこのような設定をしている事例を探してみました。
以下のような例があります。
岡元農場の場合
ネットショップ
https://shop.okamotonojo.com/
岩多箸店の場合
会社案内
https://www.wajimahashi.com/
ネットショップ
https://shop.wajimahashi.com/
夢ミルク館の場合
ネットショップ
https://shop.yumemilk.co.jp/
株式会社ドモドモコーポレーションの場合
ネットショップ
https://shop.dm2.co.jp/
参考になれば幸いです。
この記事を書いた遠田幹雄は中小企業診断士です
遠田幹雄は経営コンサルティング企業の株式会社ドモドモコーポレーション代表取締役。石川県かほく市に本社があり金沢市を中心とした北陸三県を主な活動エリアとする経営コンサルタントです。
小規模事業者や中小企業を対象として、経営戦略立案とその後の実行支援、商品開発、販路拡大、マーケティング、ブランド構築等に係る総合的なコンサルティング活動を展開しています。実際にはWEBマーケティングやIT系のご依頼が多いです。
民民での直接契約を中心としていますが、商工三団体などの支援機関が主催するセミナー講師を年間数十回担当したり、支援機関の専門家派遣や中小企業基盤整備機構の経営窓口相談に対応したりもしています。
保有資格:中小企業診断士、情報処理技術者など
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