スマホやデジカメなどで撮影した写真画像ファイルには、写真の撮影日時やカメラの機種名、絞りやISO感度といったカメラの設定、編集に使ったソフトウェアなどさまざまな情報が記録されています。その情報を「Exif(イグジフ)情報」といいます。標準のままだと「Exif情報」は記録されているはずです。
また、スマホは常時位置情報を取得する設定になっていますので、撮影した写真の「Exif情報」には位置情報が記録されています。この「Exif情報」は写真の整理するさいには役にたち便利ですが、その写真をブログやSNSにアップする際には「Exif情報」を消しておいたほうがいいです。
理由は「Exif情報」から個人情報が特定されやすいからです。
スマホで撮影した写真をグーグルフォトで見てみる
GooglePhoto(グーグルフォト)
https://photos.google.com/
GooglePhotoで写真の「情報」をみると「Exif情報」を参照するので位置情報があることがわかります。
上記の写真の場合は、金沢駅で撮影したものですが、しっかりとGoogle Mapsにて位置が表示されてますよね。
このように「Exif情報」を活用すると、いろんなことがわかります。
画像の「Exif情報」を調べるサイトがあります
画像に位置情報などが残っているかどうを調べるサイトがあります。
JavaScript Load Image Demo
https://blueimp.github.io/JavaScript-Load-Image/
英語版のWEBサービスですが、日本語に翻訳できますし、なにより直感的に操作方法もわかるので、これでやってみてはいかがでしょうか。
調べたい写真画像を選択しアップロードするだけでチェックすることができます。
上記の写真を調べてみると以下のような情報内容でした。
Exif | |
---|---|
ExposureTime | 0.0005970149253731343 |
FNumber | 1.8 |
PhotographicSensitivity | 32 |
ExifVersion | 0232 |
DateTimeOriginal | 2022:12:01 12:17:26 |
DateTimeDigitized | 2022:12:01 12:17:26 |
OffsetTime | +09:00 |
OffsetTimeOriginal | +09:00 |
OffsetTimeDigitized | +09:00 |
ComponentsConfiguration | YCbCr |
ShutterSpeedValue | 10.709981458590853 |
ApertureValue | 1.6959938128383605 |
BrightnessValue | 9.646423658872077 |
ExposureBias | 0 |
MeteringMode | Pattern |
Flash | Flash did not fire |
FocalLength | 3.99 |
SubSecTimeOriginal | 384 |
SubSecTimeDigitized | 384 |
FlashpixVersion | 0100 |
ColorSpace | 1 |
PixelXDimension | 4032 |
PixelYDimension | 3024 |
SensingMethod | One-chip color area sensor |
SceneType | Directly photographed |
WhiteBalance | Auto white balance |
FocalLengthIn35mmFilm | 28 |
SceneCaptureType | Standard |
ImageUniqueID | 78fed47f4a71b3ca0000000000000000 |
LensSpecification | 3.9900000095374253,3.9900000095374253,1.8,1.8 |
LensMake | Apple |
LensModel | iPhone SE (3rd generation) back camera 3.99mm f/1.8 |
GPSInfo | |
---|---|
GPSVersionID | 2.2.0.0 |
GPSLatitudeRef | N |
GPSLatitude | 36,34,43.23 |
GPSLongitudeRef | E |
GPSLongitude | 136,38,49.18 |
GPSAltitudeRef | 0 |
GPSAltitude | 12.111133575953632 |
GPSSpeedRef | K |
GPSSpeed | 3.779999728109409 |
GPSTrackRef | T |
GPSTrack | 199.3359375 |
GPSHPositioningError | 6.617810876775768 |
Thumbnail | |
---|---|
Compression | 6 |
XResolution | 72 |
YResolution | 72 |
ResolutionUnit | 2 |
JPEGInterchangeFormat | [object Blob] |
JPEGInterchangeFormatLength | 5275 |
TIFF | |
---|---|
Make | Apple |
Model | iPhone SE (3rd generation) |
Orientation | Original |
XResolution | 72 |
YResolution | 72 |
ResolutionUnit | 2 |
Software | 16.1.2 |
DateTime | 2022:12:01 12:17:26 |
YCbCrSubSampling | 2,2 |
YCbCrPositioning | 1 |
このサイト以外にもExif情報を調べるWEBサービスは多数あります。利用しやすいWEBサービスを活用してみてください。
「Exif情報」はSNSに残るかどうか
この写真の「Exif情報」は、フェイスブックやインスタグラム、ツイッターなどに投稿したさいに残っているのでしょうか、それとも削除してくれているのでしょうか。
私が調べた限りでは、大手のSNSだと「Exif情報」は削除されて公開されているはずなので、大丈夫なはずです。
【SNS】Facebook、Twitter、InstagramでExifが自動削除されるのか?
https://taosan.org/exif-for-fb-twitter-instagram/
を見ると、その調べた情報と検証結果が記録されています。
大手SNSだと「Exif情報」は削除されています。
しかし、WordPressだと写真画像の「Exif情報」は削除されずにそのまま残るということです。
これはちょっと心配ですね。
画像はレタッチソフトで加工するさいに「Exif情報を削除する」という設定にしておくといいです
私は、スマホで撮影した写真を一旦パソコンにダウンロードしてから、Jtrimという画像レタッチソフトで左右サイズを640ピクセルに加工してからアップロードしています。
その加工のさいに保存し直したファイルには「Exif情報を削除する」という設定にしてあります。
なので、当社のサイト内の写真画像にはExif情報が残っていないはずです。
フォトショップなどの高機能レタッチソフトにはもちろんこのような機能があります。みなさんが利用しているレタッチソフトにもおそらくあると思います。利用しているレタッチソフトには「Exif情報を削除する」という設定にしておくとよいと思います。
この記事を書いた遠田幹雄は中小企業診断士です
遠田幹雄は経営コンサルティング企業の株式会社ドモドモコーポレーション代表取締役。石川県かほく市に本社があり金沢市を中心とした北陸三県を主な活動エリアとする経営コンサルタントです。
小規模事業者や中小企業を対象として、経営戦略立案とその後の実行支援、商品開発、販路拡大、マーケティング、ブランド構築等に係る総合的なコンサルティング活動を展開しています。実際にはWEBマーケティングやIT系のご依頼が多いです。
民民での直接契約を中心としていますが、商工三団体などの支援機関が主催するセミナー講師を年間数十回担当したり、支援機関の専門家派遣や中小企業基盤整備機構の経営窓口相談に対応したりもしています。
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