迷惑メール/スパム対策

迷惑メールとのつきあい方は学習型迷惑メールフィルタを鍛えること、「Gmail」「ニフティメール」「さくらインターネット」

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スパムアサシン迷惑メールには辟易している。しかし、ブログやホームページなどWEB上でメールアドレスを公開している以上、迷惑メールが飛んでくることは避けられない。今のところ有効な対策は「学習型迷惑メールフィルタ」を使うことである。鍛えれば鍛えるほど誤判定が減り有効に迷惑メールをカットしてくれる。では、どの迷惑メールフィルタがもっとも賢いのか?
今のところ、遠田は「Gmail」「ニフティメール」「さくらインターネット」の3つの迷惑メール処理を並行して実施しているが、それぞれに一長一短がある。

学習型迷惑メールフィルタがあるかどうか

Gmail

もっとも迷惑メールを大胆にカットするのは「Gmail」だ。かなりの高確率で迷惑メールをカットしてくれるし学習精度もそれなりに高い。しかし、「Gmail」は過剰な迷惑メール判定をする傾向が強く、メルマガやメーリングリストなどは、かなりの確率で迷惑メールに判定されている。また、初めての人からのメールなども迷惑メール判定される傾向が強い。ここというときの大事なメールが迷惑メール判定されてしまうリスクが高いのが難点だ。

個人用途ならちょうどよいかもしれないが、ビジネスで使うには、かなりの頻度で迷惑メールフォルダをチェックしないといけないのでメインで使うにはちょっと怖い。もしもの時のために保存しているというのが実態だ。

ニフティメール

ニフティメールは有料なだけあって、判定精度はかなりいい。学習を進めてやればかなり使える。しばらく前までは、ニフティメールの迷惑メール判定をメインに使っていた。しかし、スパムメールの高度化などの環境変化により、判定のブレがおおくなってきたのが気がかり。ちょっと使いにくくなったなぁ~というのが実感だ。

さくらインターネットのメールの迷惑メールフィルタ

さくらインターネットのメールの迷惑メールフィルタにはSpamAssassin(スパムアサシン)が使われている。SpamAssassin(スパムアサシン)は、学習型迷惑メールのサーバインストールソフトとしては、世界でもっとも使われているフリーソフトのようだ。

SpamAssassin(スパムアサシン)のスパム判定は、迷惑の値と独特の得点にして計算し、ある一定の得点を超えた場合に迷惑メールと判定し迷惑メールフォルダに格納する。現在、13点を超えると迷惑メールと判定するようにしている。(左上の図)

SpamAssassin(スパムアサシン)のスパム判定は、Gmailに比べると甘くフィルタをすり抜ける迷惑メールが多いのが難点だ。しかし、重要なメールが迷惑メールに入ってしまい、頻繁に迷惑メールフォルダを探すよりはいい。

こうやって、「Gmail」「ニフティメール」「さくらインターネット」の3つの迷惑メールフィルタの賢さを実証実験しているところであるが、現在はさくらインターネットをメインに使用している。