エックスサーバー

エックスサーバーのDKIM設定が使えるようになり「mamejin.com」などのドメインでDKIM=PASSになりました

この記事は約4分で読めます。

エックスサーバーのDKIM設定当社が利用しているエックスサーバーでDKIM設定が本日から使えるようになりました。2023年2月14日からエックスサーバーの新規契約からDKIMが使えるようになることが発表されていました。既存ユーザーも順次対応するということでしたが、本日案内がきて当社が利用しているサーバーでもDKIMが使えるようになったとのこと。約3週間遅れですがこれでようやくDKIM認証を使えるようになります。

エックスサーバーでDKIM認証を行う

設定しないとDKIMは有効になりません

エックスサーバーから案内がきたからといって、そのままではDKIM認証は使えません。サーバーの管理画面にログインして「メール」欄にある「DKIM設定」を操作する必要があります。

DKIMの設定方法
https://www.xserver.ne.jp/manual/man_mail_dkim.php

ドメインごとにDKIM設定が必要です

以下は「mamejin.com」というドメインでの設定について紹介します。

管理画面の「メール」に「DKIM設定」があるのでクリックします。

エックスサーバーのDKIM設定

「DKIM設定追加」をクリックします。

エックスサーバーのDKIM設定

すると、

DKIMを設定するドメインの追加・削除を行うことができます。
DKIMを設定することで、送信メールの改ざん・なりすましを防ぎ、送信メールの信頼性向上やメール到達率の向上が期待されます

というような記述がありました。設定を続けましょう。

「設定する」をクリックします。

「DNSレコード内容」にDKIMの認証テキストが付与されます。

エックスサーバーのDKIM設定

上記のような画像になったらOKです。

これで、DNSにDKIM認証に必要な暗号化されたデータが記述されて、ドメインの正当性が高くなります。

この操作はドメインごとに行います。エックスサーバーでは複数のドメインを管理できますので、いくつものドメインを管理している場合はドメインごとにこの操作を実施してください。

DKIM=PASSになりました

今回設定したのは「mamejin.com」です。

https://www.mamejin.com/
のお問い合わせフォームからメール送信したところ、受け取った自動返信のメールが「DKIM=PASS」になっていました。これで「mamejin.com」から送信するメールが迷惑メール判定される可能性がぐんと下がり、メールが届きやすくなるはずです。

エックスサーバーのDKIM設定

Gmailに届いたメールの「メールヘッダ」を見ると、DKIMの欄が「PASS」になっています。これでOKです。

DKIM(デーキム)の設定は必須でしょう

DKIM設定のメリット

DKIMを設定するメリットは迷惑メール判定がされにくくなり、相手へのメールの到達率が高まることです。

当サービスから送信するメールアドレスに使用されているドメインの、正当性の検証が受信者側から可能になります。
送信メールが迷惑メールとして誤検知されるリスクの軽減や、企業間におけるメールによるコミュニケーションのセキュリティ強化などを期待することができます。

上記のように、DKIM設定を行うとメールで使われているドメインの正当性や信頼性が高くなります。

先月からGmailの迷惑メール判定がより強化されているようで、メールが届きにくくなっています。その背景には「なりすまし」などの不正メールが増加していることがあります。これまでの対策だけでは迷惑メール判定されやすくなっています。

もはや、DKIM設定は必須級でしょう。
できればもおうひとつ上の「DMARC」まで設定したほうがよいです。

DKIM関連の記事一覧はこちらです

送信するメールを迷惑メール判定されにくくするための対策は、SPFだけでなくDKIMも設定したほうがよさそう

送信するメールを迷惑メール判定されにくくするための対策は、SPFだけでなくDKIMも設定したほうがよさそう
送信したメールが、送信した相手先のサーバーで迷惑メール判定されてしまい届かなくなってしまった... そんな状況が今年の春先から異常に増えています。これはロシアのウクライナ侵攻以降、世界中でサイバー攻撃が急増した結果、不正なウイルスを添付した迷惑メールやなりすましなどの詐欺メールも急増したため、インターネット上で迷惑メール判定を著しく強化したためです。 とくにメール利用者の57%がGmailを使って...

当サイト内では
https://www.dm2.co.jp/?s=DKIM

で関連記事をご覧頂くことができます。

また、SPFとDKIMを包括したメールの信頼性を確保するには「DMARC(ディーマーク)」が有効です。

独自ドメインメールをDMARC=PASSになるようにしたことで、相手にメールが届きやすくなりました

独自ドメインメールをDMARC=PASSになるようにしたことで、相手にメールが届きやすくなりました
2月20日すぎくらいから当社から送信するメールが、受信する相手先にて迷惑メール判定され受信できないという事例が多発していました。 この状況を改善するため、当社の独自ドメインメールの信頼性を高める対策に取り組んできました。いくつかの対策を実施しましたが、最も有効だったのはメール認証の高度化です。 メール認証の、SPF、DKIM、DMARCの3つすべてに対応しました。当社の独自ドメイン「dm2.co....

つい先日、当社が使用している「dm2.co.jp」というドメインでは、SPFとDKIMだけでなくDMARCにも対応させました。

参考になれば幸いです。

エックスサーバーへの申込み

実際にエックスサーバーを使ってみると、早くて快適です。企業がWordPressでサイト運用をするのなら、エックスサーバーがおすすめです。

▼エックスサーバーに関する記事一覧

エックスサーバー

企業がWordPressでサイト運用をするのなら、エックスサーバーを活用することをおすすめしています。

上記のカテゴリページはエックスサーバーに関する記事が紹介されています。