AI(人工知能/ディープラーニング)

ChatGPT+にウェブブラウジング機能が追加されました、プラグインも揃ってきました

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ChatGPTChatGPTの設定に「Web browsing」と「Plugins」が追加されていました。とくに「Web browsing」は、待ってましたーという機能なのでさっそく使ってみました。
ChatGPTが学習している情報は2021年までということなので弱点は最新情報です。「Web browsing」は最新情報を検索で探してきて補足してくれるはずなので、かなり汎用的に使えるのではないかと期待していました。

ChatGPTプラス(有料版)に機能が追加されています

ChatGPTのウェブブラウジング機能

ChatGPT設定の「Bate features」を開くと「Web browsing」と「Plugins」が表示されるようになりました。この2つをクリックして有効な状態「on」にしておきます。

これでChatGPTが、WEBサイトからも情報を持ってこれるようになります。
ChatGPTを使う画面で「Browing」にチェックを入れてから使います。

ChatGPTで「Browing」を試してみました

実際に最新のWEB情報が必要な内容を質問してみました。

「ISICOの最新セミナー情報をおしえてください」という質問に対してのChatGPTの回答は次のとおりです。

回答結果がでるまでに数分間かかりました。ブラウジングしているときの待ち時間が結構長いですね。そして表示された回答もちょっとがっかりな内容でした。

まったく同じ内容でGoogleBardに質問したところ、瞬時にすばらしい回答を得ることができました。また、新BINGでも同じ質問をしましたが、BINGのほうもまぁまぁ納得行く内容でした。

ドル円の為替状況についても質問すると…

また、ドル円の為替状況についても質問してみました。
この日は1ドル137円台で推移しています。

もっとも秀逸な回答はGoogleBardでした。

▼GoogleBardの回答

1ドルが137円台であることを表示しており正確です

▼新BINGの回答

1ドルが136円台であることを表示しており少し不正確です

▼ChatGPTの回答

1ドルが135円台であることを表示しており不正確です

他にも、いくつかの設問を立てて、ChatGPTのブラウジング、GoogleBard、新BINGの3つで比較してみました。だいたい上記と同様な結果になりました。

最新情報を含みブラウジングしてくれる生成系AIベスト3

ということで、最新情報を含みブラウジングしてくれる生成系AIのおすすめなのは…

1位.GoogleBard(グーグルバード)
https://bard.google.com/

2位.マイクロソフトの新BING(ChatGPT4内蔵)
https://www.bing.com/

3位.ChatGPT(有料版でWeb browsing機能をonにした場合)
https://chat.openai.com/

の順になります。
今後の状況によって変化していくでしょうが、現状の正直な個人的な感想です。

現状ではブラウジング(検索)を前提とする質問は、Googleか新BINGのほうがよい結果を早く得ることができそうです。また、マイクロソフトの新BINGは生成系AIとしてChatGPT4が連動しています。無料で使えるのはとてもいいですね。

それに比較するとChatGPTは有料版なのに不正確で表示も遅いのでちょっとがっかりな結果となりました。

やはり、もともと検索エンジンとしての機能を持っているGoogleやマイクロソフトのほうが、検索と生成系AIの相性はよさそうですね。

ChatGPTのプラグイン

ChatGPTではプラグインが充実してきて使えそうなものが増えてきました。むしろ、ブラウジングより、プラグインのほうが期待できそうです。

プラグインストアをクリックすると、多数のプラグインが表示されます。

いきなりこの状態ではなにをどのように使えばいいかわかりませんね。

本日のTwitterではプラグインの情報も多数ありました。そのうちのひとつがこのツイートです。

すごいですね。早い人は早い。

こんな情報もあります。

最新情報をキャッチしていきましょう。

ChatGPTでプラグインを使う意味

ChatGPTにプラグインを追加することで、以下のような機能を拡張することができるというのが大きなポイントです。。

・リアルタイムな情報の取得(例:株価、最新ニュース、スポーツの試合経過など)
・プライベートなナレッジベースからの情報取得(例: 社内ドキュメント、個人的なメモなど)
・チャットベースのアクション代行(例: 航空券の予約、ネットでの注文など)

すでに「食べログ」のプラグインが便利だという情報もでています。

ChatGPT Plusのプラグインを使ってみた 「食べログ」連携で実在店舗も案内可能に
OpenAIは「ChatGPT Plus」のサードパーティ製プラグインをロールアウト中だ。利用できるようになったので、「食べログ」のプラグインを使ってみた。現在80件以上のプラグインがプラグインストアに並んでいる。

今後、いろんな企業がChatGPT向けのプラグインを開発していくことになるでしょう。様々なインターネット上のサービスがChatGPTと連携して利用できるようになっていきます。

そうなると、ChatGPTは単なるツールではなく、プラットフォームのような存在になるかもしれません。

OpenAIはプラットフォーム化を狙っているからこそ、3rd-partyへの解放をしたのだと考えられます。

生成系AIそのものの性能よりも、このような拡張性が整備されてしまうと、Googleなど他のITジャイアントでも追いつけなるかもしれません。プラグインの今後の利用状況がどうなるかには注目です。