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Shopifyで設定する差出人メールにはDKIM認証をするための「ドメイン認証」という設定をしておきましょう

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Shopify差出人メールをDKIM認証にする通販サイトを構築するのに便利な「Shopify」ですが、差出人メールをDKIM認証にする設定が用意されていました。
DKIM(ディーキム)とは「DomainKeys Identified Mail」のことで、メールの送信元が安全であることを証明する認証システムです。メールを送信する際に送信元サーバーで電子署名をすることにより、受信者のサーバーがその内容を検証して正しい発信かどうかのスパム判定をするしくみです。最近はこのDKIMの機能がないとメールが届きにくくなっていますので、DKIM設定は必須級になりつつあります。

ShopifyでDKIM設定をする

Shopifyの差出人メール設定

Shopifyのオンラインマニュアルに差出人メールアドレスの設定方法が詳しく解説されています。

メールを設定する
メールアドレスを設定し、Shopify SPFレコードとDKIMレコードに接続します。

このマニュアルどおりに設定を進めましょう。

仮に以下のような設定だということで解説します。

条件
・独自ドメインは「tohda.com」で、エックスサーバーで管理している
・上記ドメインはエックスサーバーのワードプレスで運用している
・Shopifyでは「shop.tohda.com」というサブドメインで運用している

Shopify側の設定

Shopifyでは「shop.tohda.com」で運用しているという設定です。
Shopifyの管理画面で差出人メール設定のところでドメインを認証します。

▼Shopify側の設定

上記のようにナンバー1からナンバー4までの4箇所のテキストをコピーしておきます。
その内容をエックスサーバー側にて設定します。

エックスサーバーのDNS設定に4箇所追加する

エックスサーバーのサーバー管理画面でドメインのDNS設定を行います。

4箇所あるのでとてもわかりにくいですが、そのうちのひとつはこんな感じです。

ホスト名 0e3._domainkei
種別 CNAME
内容 dkim1.**********.email.myshopify.com

ホスト名は半角英数です、種別はCNAMEを選択します、内容はdkim…から始まる半角英数です。

そして、入力する場合はひとつづつ行います。

こんな感じでコピペで貼り付けして登録します。
指示通り4回これを設定すると、最終的に以下のようになります。

▼エックスサーバー側の設定終了画面

これで設定完了です。

Shopifyから自動送信されるメールを確認しましょう

設定が完了したら、Shopifyから自動送信されるメールを受信してみましょう。

Gmailで受信すると確認がしやすいです。

Gmailの受信画面で「メッセージのソースを表示」を開き「DKIM=PASS」になっていればOKです。

今回のこの処理でDKIM認証が通るようになりました。これで、問い合わせや購入後の自動返信メールが迷惑メールになりにくくなります。

他のネットショップでもメール認証の対応をしてほしいものです。

※カラーミーショップだと自動返信メールがなかなか届かずショップ運用者さんは泣いてます。

DKIM認証について

DKIM認証についての関連情報は以下のページをご覧ください。

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なお、DKIM認証については「DKIM」タグがついたページでも説明していますので、もっと詳しく知りたい方は該当ページからご確認ください。

DKIM
メールの信頼性を高めるためには、サーバーでDKIM(ディーキム)の設定が必須級になってきましたね。

タグのついたページは徐々に追加していく予定です。