真夏の太陽のチカラが強いこの時期に農家を訪ねると玄関先や庭先で梅干しを天日干ししてある風景を見かける。よい梅干しの作り方を尋ねると、梅を干す時の3つの注意点を教えてくれた。
その3つとは、「風通しの良い場所に干すこと」「ザルの下も、風通しを良くすること」「太陽の光に直接当てること」である。
ただし、日差しが強すぎる時は、日向(ひなた)よりも半日陰で風通しの良い場所で干したほうがよいということだった。
なお、梅干しの作り方は以下のとおり。
1.完熟した梅と、完熟梅の18%の塩を用意する
2.広口瓶に完熟梅と塩を入れる
3.完熟梅の2~3割程度の重さの重石をのせる
4.3日ほどすると梅酢が出てきて梅全体を浸すようになる
5.梅酢が梅全体に行き渡るように時々かき混ぜ1ヶ月ほどおく
6.梅を瓶から取り出し真夏の天日で干す(裏返しながら4~5日)
7.梅干しのできあがり
この作り方だと10年経っても腐らないそうです。塩分18%以上だと食中毒の菌は生きられない環境だということですね。逆に塩分少なめの減塩梅干しは食中毒菌の発生が心配なので家庭では難しいようです。
添加物なしの自然な梅干しは一度自分で作ってみたいものです。
この記事を書いた遠田幹雄は中小企業診断士です
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