人間的なコミュニケーションを深めていくには、2つの重要なポイントがある。その2つとは、「接触する時間を空けすぎないこと」と「自分のことを自分の言葉で語ること」である。
もちろん、毎日直接会って話をするのが一番いい。そもそもコミュニケーションとは言語での領域よりも非言語の領域のほうがウェイトが高い。だから、直接会っているときは、言葉だけではなく、笑顔や振る舞いなど五感全てで交流するのがよい。
しかし、現代社会は秒刻みで誰もが忙しい。すべての利害関係者に毎日会って毎回自分の言葉で話をすることは不可能だ。だから、そのすきまを埋めるツールが必要になる。
電話や手紙も有効だが、プッシュ型のツールだけにお仕着せがましいところがある。
プッシュ型とは、発信者側の都合で相手に情報を送りつける押し込み式の方法である。忙しいときにかかってくる営業電話に怒る現代人は多い。また、迷惑メール、山ほど送りつけられる営業DMなどに辟易し、開封しないで捨ててしまう人も多いだろう。コミュニケーションの結果は相手の反応だから、コミュニケーションをとろうとして相手に悪い感情をもたれてしまうのは逆効果である。
このように情報過多で忙しい現代人にとってプッシュ型ツールは敬遠される傾向にある。
その点、ブログ、ツイッター、フェイスブックなどのソーシャルメディアはプル型ツールだから、自分のペースで時間があいたときに見てもらえるちょうどよい距離感の媒体である。プル型とは、受信者の都合で、ほしいときほしい情報を引っ張ってくる方式である。ちょっとひといきついたときや、心に余裕があるときに自分から検索したり、読みにいったりできるため、お仕着せがましくない。あくまで自分のペースでつきあいできるところが現代人の情報生活に適している。
このようなことから、ソーシャルメディアは現代人にますます欠かせない情報ツールになっていくだろう。
人間的なコミュニケーションを深めていくための2つの重要なポイント
1.接触する時間を空けすぎないこと
人の親密さは、接触回数や接触頻度に比例する。心理学的にいうと「単純接触の原理」。ほったらかしで
は人間関係は築けない。忘れ去られてしまわないような頻度で、コミュニケーションをする必要がある。接触頻度は毎日なんらかの接触があるとかなり有効。3日、1週間、2週間、3週間、1ヶ月と間隔があくごとに人は記憶から薄くなっていってしまい、久しぶりな人ほど親密度が低下する。
2.自分のことを自分の言葉で語ること
心理学的にいうと「自己開示」。自分のこととは、自分の身の回りで起きたこと、プライベートな出来事、ファッションや音楽や好みの食べ物などの日常のことなどの表面的なことがまずあげられる。さらには、マニアックな趣味や思想、仕事や家庭での悩みや考えていることなどの内面的なこと、自分に関するさ
まざまなことである。人は親しい人にほど自己開示をするものだ。自己開示をされた側はその人と精神的な距離が近くなる。
押し付けがましくなく適度な接触ができて自分の言葉で書けるのがソーシャルメディアの良いところ。ビジネス目的でソーシャルメディアを始める人にとって、この点をよくわきまえておく必要がある。過剰に相手と関与しすぎるとプッシュ型ツールのような使い方になってしまうので、結局はうまくいかなくなる。ソーシャルメディアをビジネスとしか考えないような人たちにこのような間違った使い方が多く見受けられるような気がする。
ソーシャルメディアは自然に自分の人柄を見えるように自己開示していくのがよい使い方だ。
この記事を書いた遠田幹雄は中小企業診断士です
遠田幹雄は経営コンサルティング企業の株式会社ドモドモコーポレーション代表取締役。石川県かほく市に本社があり金沢市を中心とした北陸三県を主な活動エリアとする経営コンサルタントです。
小規模事業者や中小企業を対象として、経営戦略立案とその後の実行支援、商品開発、販路拡大、マーケティング、ブランド構築等に係る総合的なコンサルティング活動を展開しています。実際にはWEBマーケティングやIT系のご依頼が多いです。
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