里山/中山間地世界農業遺産能登は元気!石川県

能登の里山里海は世界農業遺産に認定されてたくさんの人が訪れるようになった

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白米の千枚田 世界農業遺産は何世紀にもわたるような地域環境を生かした伝統的農法や農業に関わって育まれてきた文化、景観、生物多様性に富んだ世界的に重要な地域を次世代に伝承することを目的として、2002年に国連食糧農業機関(FAO)が創設した制度である。2011年6月に「能登の里山里海」が世界農業遺産に認定され大きなニュースになった。この夏は国内はもとより世界中から石川県能登半島に観光客や視察で、たくさんの人が訪れたようである。(写真は輪島市の白米の千枚田)

能登の里山里海は世界農業遺産に認定

能登の里山里海は世界農業遺産に認定 世界農業遺産が認定した「能登の里山里海」の地域は、羽咋市以北の4市4町でほぼ能登半島全体になる。
「能登の里山里海」には、神子原米や能登野菜などの「農産物」、白米の千枚田や春蘭の里などの「景観」、揚げ浜式製塩や能登各地の炭焼きや海女漁など里山里海の資源を活用した「伝統的技術」、 あえのことや能登各市町に伝わるキリコ祭りなどの「文化・祭礼」などの地域資源がある。

なお、世界農業遺産(GIAHS)に認定されている地域はこれで全世界で12となった。
■2011年6月に認定された世界農業遺産は4地域
能登の里山里海(日本/石川県)、トキと共生する佐渡の里山(日本/新潟県)、トン族の稲作・養魚・養鴨(中国/貴州省)、サフラン栽培(インド/カミール)
■これまでに認定された世界農業遺産は8地域
古代バレイショ農法(ペルー)、チロエ農業(チリ)、イフガオの棚田(フィリピン)、マグレブのオアシス(アルジェリアなど)、水田養魚(中国/浙江省)、ハニ族の棚田(中国/雲南省)、万円の伝統的稲作(中国/江西省)、マサイの伝統(ケニアなど)