大容量のオンラインストレージサービスが増えてきた。先行する「ドロップボックス(dropbox)」は今年の冬に日本語化対応してから国内での利用者が急拡大している。ドロップボックスの使い勝手はよい。同期も自動でPC内でひとつのフォルダのように使えるクラウド上のサービス。無料で使える容量が2GBと少ないのが難点だった。
一方、先日からサービスが始まった「yahoobox」は5GB無料で、YBB会員などは50GBまで無料で使えるという大盤振る舞い。いずれ1000GBまで容量拡大を予定しているので1ヶ月くらい使用してみた。
「yahoobox」と「dropbox」の使用感を比較するとあきらかな結果がでた。「dropbox」の圧勝である。
「yahoobox」が「dropbox」に比べて劣る点。
・フォルダの移動ができない(かなり不便)
・PCのCPUをかなり専有するうえ、すぐに固まる
・2台のPCでファイル共有した場合に同期のタイミングがおかしい(一部のファイルはロストしたみたい…テストデータですけど)
・自動でファイル共有してくれない
・ipodやipadとのファイル共有が困難
・とにかく「yahoobox」は使い勝手が悪い…
あらためて「dropbox」の使い勝手のよさを再確認した。現状では、容量が足りない分は購入してでも「dropbox」を使い続けようと思った。
これまで「dropbox」を使っていた人にとって「yahoobox」はまったく使えないオンラインストレージである。後発だけにかなり期待していた「yahoobox」だけに本当に残念であるが、現状のサービスでは、たとえ50GBあってもほとんど使い物にならない…。YBBやソフトバンクのユーザーでもあるので、今後の「yahoobox」のサービス改善を期待している。
この記事を書いた遠田幹雄は中小企業診断士です
遠田幹雄は経営コンサルティング企業の株式会社ドモドモコーポレーション代表取締役。石川県かほく市に本社があり金沢市を中心とした北陸三県を主な活動エリアとする経営コンサルタントです。
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