グーグルアナリティクスのUA(GA3)が測定停止になってから1ヶ月以上経過しました。一部のサイトでは、まだGA3でも測定が継続されていましたが、先月末までに測定中止になったという情報が増えています。いよいよGA4でのアクセス解析が中心になっていきますね。
ところで、あるサイトのGA4をチェックしたら重要指標である「エンゲージメント」という項目のところがすっぽりと表示されていませんでした。調べてみたらこの部分は表示が任意のようです。「非公開」になっていましたので「公開」に変更することで、表示されるようになりました。
グーグルアナリティクスGA4
重要指標といわれている「エンゲージメント」がありません
GA3からGA4になり、重要指標といわれているのが「エンゲージメント」です。エンゲージメントとは、WEBサイトを閲覧したユーザーの関心度を表す複眼的な考え方で、エンゲージメント向上が改善のための大きな指標になります。
あるWEBサイトのGA4では、その重要な「エンゲージメント」がありませんでした。
▼エンゲージメントが表示されていないGA4の画面
「エンゲージメント」は「ライフサイクル」という項目の中にありますが、そのライフサイクルという項目ごと表示されていませんでした。
こんなケースは初めてでしたので驚きました。
「ライフサイクル」という項目が非公開になっていました
調べてみると「ライフサイクル」という項目は表示が任意のようです。このWEBサイトではなにかの拍子に非表示になっていたのかもしれません。「ライフサイクル」が「非公開」になっていました。
この「非公開」を「公開」に変更しました。
ライフサイクル→エンゲージメントが公開されました
無事にライフサイクル、エンゲージメントという項目が表示されました。よかったです。
重要指標といわれているので項目の表示はデフォルトで必須級かと思っていましたが、そうでもなかったということですね。
GA4ではエンゲージメントという指標が重要です
GA4で重要指標といわれている「エンゲージメント」とは、ユーザーがWebサイトやアプリに対して行っている操作を分析して、そのWEBサイトへの関与度を表します。
具体的には、ページビュー、スクロール、リンクをクリック、動画の再生、フォームの入力などです。エンゲージメントのレベルが高いほど、ユーザーがWebサイトやアプリに興味を持っており、コンテンツを積極的に利用していると考えられます。
エンゲージメントに関する指標
GA4では、エンゲージメントを測定するために、以下の指標を収集しています。
・エンゲージメント率:エンゲージメントが発生したセッションの割合
・平均エンゲージメント時間:ユーザーが1セッションあたりに費やしたエンゲージメント時間の平均
・エンゲージメントイベント数:ユーザーが1セッションあたりに発生させたエンゲージメントイベントの数
これらの指標を分析することで、ユーザーのWebサイトやアプリに対する関心度や、コンテンツの利用状況を把握することができます。また、エンゲージメントを向上させるための施策を検討することができます。
たとえば、エンゲージメント率が低い場合は、コンテンツの魅力を高めたり、ユーザーが簡単にコンテンツを見つけられるようにしたりする必要があります。また、平均エンゲージメント時間が短い場合は、ユーザーがコンテンツに興味を持たない原因を探り、コンテンツを改善する必要があります。
エンゲージメントは、Webサイトやアプリの成功を左右する重要な指標です。GA4でエンゲージメントを測定・分析することで、ユーザーのWebサイトやアプリに対する関心度や、コンテンツの利用状況を把握し、エンゲージメントを向上させるための施策を検討することができます。
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GA3時代からアナリティクスを使っていた場合は、GA3とGA4の違いを知った上でGA4を使いこなしましょう。
GA3時代には「直帰率」が重要指標でしたが、GA4では「直帰率」という指標がありません。その代替指標となるのが「エンゲージメント率」です。直帰率は低いほうが良かったですが「エンゲージメント率」は高いほうがいいという逆数のような関係です。
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遠田幹雄は経営コンサルティング企業の株式会社ドモドモコーポレーション代表取締役。石川県かほく市に本社があり金沢市を中心とした北陸三県を主な活動エリアとする経営コンサルタントです。
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