QRコードは情報量が多くて日本語も記録でき、汚れに強く読み取りやすい2次元バーコードである。デンソーが開発し、製造業や流通業界で重宝されていた。
最近ではその特徴を生かして販促などマーケティングでも活用が増えている。携帯電話やスマートフォンでQRコードを読み取り、専用サイトにアクセスしてもらい、個別のシリアルナンバーを入力して応募してもらうというスタイルが目立つようになってきた。
写真のQRコードは飲料メーカーが出しているお茶のペットボトルについていたものだが、QRコードの面積が小さい。なんとQRコードの左右が8ミリに満たないサイズ。
iPod touchではこの小さなQRコードにカメラのピントがあわず、データを認識できなかった。そうなると本当に読めるのか、中身にはどのような情報が入っているのかが気になり、デジカメでマクロ撮影して画像をパソコンで拡大表示した画面で読み取れるかどうかを試してみた。するとiPod touchでQRコードが確認できた。その実際の写真がこれ。QRコードのデータ内容は単純にURLのみであった。
しかし、これだけ小さいQRコード、他の携帯やスマホで読み取れるのかどうか?
販促としては一般ユーザーが利用してくれないと効果が見込めないだけに、「わかりやすさ」や「ハードルの低さ」が重要。今回の例では、QRコードは読み取ってもらうということよりも、QRコードがあることで携帯やスマホで応募OKという訴求効果のほうを重視したのかもしれない。本来多数の情報を付与できるQRコードのデータ内容がURLのみだったことからもうかがえる。
ちなみに、パソコンでQRコードの画像を認識したり作成したりできる優れたフリーソフトがある。その「QR Code Editor」で上記の写真を読み取ったあとの画面が以下のとおり。
QR Code Editorを使うと、自分でQRコードを簡単に作成することもできる。
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