マル経融資は小規模事業者向けの小口資金貸付である。最大1500万円までの融資を無担保無保証人低利で借りることができるとあって人気があった施策。しかし調べてみると、年々貸し出し規模が縮小している。中小企業白書のデータによると平成20年度には4000億円程度の貸出規模だったが、昨年度となる平成23年度には1543億円(35159件)と大幅に減少している。この背景にはなにがあったのだろうか。
マル経融資の貸出は日本政策金融公庫(旧:国民金融公庫)が行うが、貸付に関する相談など実際の窓口は地域の商工会および商工会議所になる。
日本政策金融公庫は2008年に3つの政府系金融機関が合体してできた新しい金融機関である。小規模事業者向き融資を担当する国民金融公庫、農林水産業者を対象とする農林業業公庫、小規模事業者を超える規模の中小企業者を対象とする中小企業金融公庫の3つは、業務の重複があるということで合併した。
金沢の日本政策金融公庫は尾山神社のすぐ近くの朝日生命ビルにある。
4Fが旧国民金融公庫、5Fが旧農林業業公庫、6Fが旧中小企業金融公庫と、フロアごとに合体する前の組織で構成されている。
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