マメジンでは、「大豆を育ててみたい方にタネマメとなる有機大豆を無料で差し上げます」というページを公開した。プレゼントできる大豆は手のひら一杯分とささやかな量である。本格的に農業をする人ではなく、自宅の庭で作ってみようとか、空き地の一角に作ってみようとかという生活者にぜひとも育ててほしい。生活者がもっと大豆を知り、日本の食糧問題にとって重要な作物である大豆の関心を高めてもらいたいということでスタートした、「大豆トラスト運動」である。
マメジンの取り組みは小さいが、志は大きい。
日本の食料自給率が4割以下で、とくに日本人の食卓に欠かせない大豆は97%が輸入で、国内産はわずか3%と知りショックを受けたのが1999年。その年に仲間が集まり、農地を借りてマメジンの活動をスタートした。
数十坪の土地で大豆を作り、収穫した大豆を大豆とラスト運動で心ある方に配布する。大豆は翌年の種豆にするので、配布できる量はささやかであるが、このような取り組みが、少しづつ広がっていき、マメジンのような活動をする生活者グループなどが現れてくれればいい。
マメジンは生活者の視点でできることを地道に続けてきた。今年もささやかながら、自分たちで作った大豆をプレゼントしたい。締め切りは5月27日で限定10名様。応募者多数の場合は申し訳ないが絞らせてもらうことにする。
この記事を書いた遠田幹雄は中小企業診断士です
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