Gen AI EXPO -ChatGPT・生成AIは ビジネスをどう変えるか?-というカンファレンス(オンラインセミナー)があり、聴講させていただきました。このカンファレンスは夕方まで多数の対談やセミナーがあり、冒頭はスペシャル対談でした。
【12:00- スペシャル対談】生成AIが切り拓く日本の未来、https://event-bengo4.com/top/seminar_ex01/(ログイン必要)
このカンファレンスは夕方まで多数のセミナーがあり、どれも魅力的な内容でした。
AIとLLMについてのオンラインセミナーを受けて
スペシャル対談では、株式会社デジタルガレージ伊藤穰一さんと、東京大学大学院工学系研究科松尾豊さん、この二人の対談がありました。現在の日本のAI業界を代表する二人ですからとても楽しみです。
オンライン配信の対談では、この二人の専門家がAIの未来やその応用に関する様々な視点や意見を交換しており、AI技術の進化とその社会への影響についての深い理解を得ることができました。
伊藤穰一氏(株式会社デジタルガレージ)の主張を要約
AIの進化と法律: AIの進化に伴い、法律の領域も変わる可能性がある。特にスマートコントラクトのような技術が普及すると、法律の構造や取り決めも変わる可能性がある。
スケーラビリティと透明性: 現在の法律や契約書のシステムはスケーラビリティと透明性に欠ける部分がある。AIやブロックチェーン技術の導入により、これらの問題を解決することが期待されている。
バーティカルLLMの有用性: 特定の領域に特化したAIモデル(バーティカルLLM)の導入は、その領域の専門家や一般の人々にとって非常に有益であるとの立場を取っている。
松尾豊氏(東京大学大学院工学系研究科)の主張を要約
AIの進化と学習モデル: 学習モデルは進化しており、特にデータがボトルネクとなることが多い。データの質や量がモデルの性能に大きく影響する。
特定領域のAIの重要性: 特定の領域、例えば法律や医療などでのAIの性能向上が期待されている。特定領域のデータを学習させることで、より高い性能を持つAIが生まれる可能性がある。
ハイブリッドAIの未来: LLMだけでなく、他のシステムや技術と組み合わせることで、より高機能なアプリケーションやサービスを作成することが可能となるとの考えを示している。
この対談からの学び
日本のAIの現状:日本には多くのAI技術やツールが存在しており、これらを活用してさまざまなアプリケーションやサービスを作成することができる。
学習モデルの進化:学習モデルは、学習時により軽量なモデルに進化している。データ、計算資源、モデルの3つが重要な要素として挙げられ、特にデータがボトルネックとなることが多い。
特定領域のAI:特定の領域、例えば言語、医療、製造、法律などでのAIの性能向上が期待されている。インターネット上のデータだけでなく、特定領域の専門的なデータを学習させることで、より高い性能を持つAIが生まれる可能性がある。
バーティカルLLM:大規模なLLM(Language Model)ではなく、特定の領域に特化した「バーティカルLLM」の有用性が議論されている。例として、法律特化型のLLMが挙げられ、これを利用することで法律の専門家や一般の人々がより簡単に法律情報にアクセスできるようになる可能性がある。
コストの問題:現在のGPT-4などの大規模モデルは高コストであり、これを低減する方法が求められている。技術の進化や新しいアプローチによって、将来的にはコストが下がることが期待されている。
ハイブリッドAI:LLMだけでなく、他のシステムや技術と組み合わせることで、より高機能なアプリケーションやサービスを作成することが可能となる。
この動画では、AIの未来やその応用に関する様々な視点や意見を提供しており、AI技術の進化とその社会への影響についての深い理解を得ることができました。
ありがとうございます。
この記事を書いた遠田幹雄は中小企業診断士です
遠田幹雄は経営コンサルティング企業の株式会社ドモドモコーポレーション代表取締役。石川県かほく市に本社があり金沢市を中心とした北陸三県を主な活動エリアとする経営コンサルタントです。
小規模事業者や中小企業を対象として、経営戦略立案とその後の実行支援、商品開発、販路拡大、マーケティング、ブランド構築等に係る総合的なコンサルティング活動を展開しています。実際にはWEBマーケティングやIT系のご依頼が多いです。
民民での直接契約を中心としていますが、商工三団体などの支援機関が主催するセミナー講師を年間数十回担当したり、支援機関の専門家派遣や中小企業基盤整備機構の経営窓口相談に対応したりもしています。
保有資格:中小企業診断士、情報処理技術者など
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