石川県の中小企業診断士法定更新研修が約120名の参加で地場産業振興センターにて開催された。中小企業診断士にとっては毎年恒例の更新研修だが、今回は実施主体が中小企業診断協会ではなく一般社団法人石川県中小企業診断士会という独立法人であるところが昨年までの更新研修との大きな違いである。
法定研修ゆえの厳格さも必要だが、主体的な運営ができるので、これまで石川県の研修とは運営スタイルが少し変化しているところもある。
そのひとつが、受付の簡略化と受講番号順の座席指定方式である。これまで石川県の更新研修は座席自由であったが、弊害も発生していた。
・受講者数の増加により席数に余裕がなくなり、開演間近に入場した方は空いた席を探すのに苦労する。
・特定の仲良しグループが固まることで私語が発生しやすい。
・受講後に渡す資料(受講証明書や領収書など)に混乱する
・受講途中で抜けてもチェック機能が働きにくい。
これらの課題解決を図るため、受講番号順の席順とした。
研修は3つのテーマで行なわれた。
1.「新しい中小企業の政策について」
石川県商工労働部産業政策課 課長 前田博貴 氏
2.「中小企業における最新IT活用支援」
(株)ニュートン・ジャパン 代表取締役 橋本佳幸 氏
3.「人材育成と組織風土の活性化」
二口労務マネジメントオフィス 代表・社会保険労務士 二口寛 氏
※写真は研修2での「スマートフォンの市場規模」について講師の橋本氏が説明しているところ。
当日の更新研修についておよび石川県中小企業診断士会については、一般社団法人石川県中小企業診断士会のWEBサイトを御覧ください。
この記事を書いた遠田幹雄は中小企業診断士です
遠田幹雄は経営コンサルティング企業の株式会社ドモドモコーポレーション代表取締役。石川県かほく市に本社があり金沢市を中心とした北陸三県を主な活動エリアとする経営コンサルタントです。
小規模事業者や中小企業を対象として、経営戦略立案とその後の実行支援、商品開発、販路拡大、マーケティング、ブランド構築等に係る総合的なコンサルティング活動を展開しています。実際にはWEBマーケティングやIT系のご依頼が多いです。
民民での直接契約を中心としていますが、商工三団体などの支援機関が主催するセミナー講師を年間数十回担当したり、支援機関の専門家派遣や中小企業基盤整備機構の経営窓口相談に対応したりもしています。
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