顧客の視点

飲食店にとって顧客に参加意識を持ってもらうことは店舗運営の大きなプラスになる

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Sobayanoついつい応援したくなるという顧客の心理をついたサービスがあるものだ。今日、何度目かの来店になる蕎麦屋で、スタンプカードを渡された。スタンプカードとはいうものの、店名もなにも書いてない名刺サイズに切っただけの紙だ。この紙(スタンプカード)には年月と顧客名しか書かれていないし、顧客名といっても自筆で顧客自身が書いている。来店1回毎にハンコを押すのだが、スタンプカードは持参すると忘れるので店頭で預かるという。それもセルフサービス、自分で押しピンで止める。

この蕎麦屋の手作りスタンプカードを貼っておくためのボードが店頭においてある。よく見ると、50音順に並んでおり、所狭しと押しピンで止められているスタンプカードがあった。遠田は、「とおだ」なので「た行」のボードに自分でスタンプカードを押しピンで止めた。ここまで自分で手をかけるととても参加意識が高くなる。なるほど。

もともとこの蕎麦屋は、店主が一人で運営しているためセミセルフであった。水はセルフだし、食器も自分で受け取り食べ終わったらカウンターまで返すというルールになっている。そのように手が足りないなかでも顧客サービスのためのスタンプカードを運営しようというところからあみだしたしくみである。
蕎麦屋の手作りスタンプカードのボード

たかさと庵この蕎麦屋さんは、鯖江市の「たかさと庵」
食べた蕎麦は「しぼり」

「たかさと庵」
福井県鯖江市鳥羽二丁目2-32-3
TEL:0778-52-3628
営業時間・午前11時~午後2時半 午後4時半~午後7時 月曜日定休