遠田幹雄のフリートーク

山代温泉大寿苑の会議室で打合、会議後昼食のお弁当はロハス的魅力たっぷり

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bentou_01温泉旅館の会議室で打合をした。会議後昼食のお弁当が豪華だった。美しい盛り付けの料理。品のあるお重や食器。なんでも食器類は北大路魯山人ゆかりのものが使われているらしい。展示ではなく実際の食事で食器に触れられるとはおどろきだ。魯山人ファンならずともうれしい。
料理長がじきじきに説明してくれた料理内容でも手作りが多いことにびっくりした。通常、半加工品を仕入れることが多いホテル旅館業界の調理場だが、ここ大寿苑ではほとんどが手作りだということだ。かぶら寿しや五郎島金時のレモン煮などの凝った料理も手作り。なんと梅酒も手作りで、3年もののビンテージだそうだ。調味料も自然にこだわっており、ロハス的な料理といえそうだ。
bentou_03料理には徹底的にこだわるという山代温泉の旅館大寿苑。実は露天風呂がない温泉旅館だ。大きなガラス張りの展望風呂はあるので、露天風呂がないといっても大きなマイナスにはならないかもしれないが、不利には違いない。露天風呂は温泉旅館を決めるときの重要度NO1のキーワードだからだ。露天風呂はないが手作り料理に徹底的にこだわる温泉旅館として、どこまでアピールできるか興味深い。

bentou_02重の中の小鉢は九谷焼。塗り物のおわんは山中漆器。いずれも由緒ある食器だそうだ。お重にも品がある。器にこだわりがあると料理もひきたつ。
ホテル大寿苑[だいじゅえん]http://www.daijyuen.co.jp/
〒922-0242 石川県加賀市山代温泉
TEL:0761-77-0150 FAX:0761-77-3853

第30回「プロが選ぶ日本のホテル旅館100選」 を見ると料理部門で全国19位。石川県内では和倉温泉の加賀屋についで2位とプロの評価も高い。
http://www.ryoko-net.co.jp/100sen1.htm#料理