Googleの検索エンジン最適化(SEO)スターターガイドが改定され、日本語版も公開されました。SEOに関してはこのスターターガイドが教科書的な存在なので、この機会にしっかり目を通しておきましょう。
解説はかなり平易な文章になりわかりやすく読むことができます。事例もあるので理解がしやすいと思います。
検索エンジン最適化スターターガイド
GoogleがSEOスターターガイドを刷新
先日改定され日本語版も公開された検索エンジン最適化スターターガイドはこのページです。
解説もわかりやすく図表も多くなっています。
このガイドは、ウェブサイトを検索エンジンにより見やすくする方法、サイト構造の改善、コンテンツの最適化、クローラーの扱い方、メタデータを用いたサイトの可視性向上などの重要なSEOの側面をカバーしています。
SEOスターターガイドを要約
かなり長文で、複数のページにわかる内容なので重要な点を要約しました。
- Google 検索の仕組み: Googleはクローラーを使用してウェブを探索し、見つかったページをインデックスに登録します。サイトが検索結果に表示されるためには、特に行動を起こす必要はありませんが、検索エンジンにとって理解しやすい構造を持つことが重要です。
- Google がコンテンツを見つけられるようにする: サイトがGoogleによってすでにインデックス登録されているかを確認し、そうでない場合はサイトマップを送信することで検索エンジンが新しいページを発見しやすくなります。
- サイトを整理する: 論理的に整理されたサイトは、検索エンジンやユーザーがページ間の関係を理解しやすくなります。URLはわかりやすく、類似トピックのページはディレクトリにまとめることが推奨されます。
- 重複コンテンツを減らす: 異なるURLで同じコンテンツが表示されると、検索エンジンがどのページを正規として選択するかを決定しなければならなくなります。可能であれば、重複コンテンツの正規化を行い、ユーザーエクスペリエンスの向上に努めるべきです。
- 興味深く有益なサイトにする: 高品質で魅力的なコンテンツの作成は、検索結果での存在感を高める最も効果的な方法です。内容は読みやすく、独自性があり、最新で、信頼できる情報を提供する必要があります。
- 関係のあるリソースにリンクする: 効果的なリンクテキストの使用により、ユーザーや検索エンジンがサイトの他の部分や他の関連するページへと導かれます。適切なリンクの使用は、サイトの価値を高め、検索結果でのパフォーマンスに良い影響を与えます。
- 最適化した画像をサイトに追加する: 画像はウェブサイトを発見するための重要な手段であり、高画質の画像と適切な代替テキストの使用が推奨されます。画像は関連するテキストの近くに配置することで、検索エンジンが画像の文脈を理解しやすくなります。
- ウェブサイトを宣伝する: 効果的な宣伝は、新しいコンテンツが関心を持っているユーザーや検索エンジンによって発見されるのを早めます。ソーシャルメディアのプロモーション、コミュニティエンゲージメント、広告など、様々な方法があります。
- Google が重要でないと考えること: SEOに関する一般的な誤解や過去のベストプラクティスが現在では効果的ではない可能性があることを認識することが重要です。例えば、メタキーワードの使用やコンテンツの最小長、サブドメインかサブディレクトリか、といった点は、Google検索のランキングに直接影響を与えるわけではありません。
SEOスターターガイドのFAQ
GoogleのSEOスターターガイドにはFAQセクションも含まれていました。SEOに関する一般的な質問に対する回答が提供されています。以下はその要約です。
- メタ キーワード: Googleはキーワードメタタグを利用しません。過去にはSEOの一部として重要視されていましたが、現在ではGoogleの検索アルゴリズムで考慮されていません。
- キーワードの乱用: 同じ言葉を何度も繰り返すことは、ユーザー体験を損なうだけでなく、Googleのスパムポリシーに違反する可能性があります。自然な言葉遣いに注意し、内容の独自性と価値に焦点を当てるべきです。
- ドメイン名やURLパスの中のキーワード: ドメイン名やURLパスにキーワードを含めることは、ランキングに直接的な影響を与えるわけではありません。選択する際は、ビジネスに最適な名前を選び、一般的なマーケティングプラクティスに従うことが推奨されます。
- コンテンツの最小長と最大長: コンテンツの長さは、その質に対して直接的な影響を与えるものではありません。内容が充実していて、ユーザーに価値を提供することが最も重要です。
- サブドメインかサブディレクトリか: サブドメインとサブディレクトリの使用は、ビジネス上の意味がある場合に適しています。どちらを選択するかは、サイトの管理やトピックによって異なります。
- PageRank: Googleの検索アルゴリズムの一部であるPageRankは、多くのランキングシグナルの一つです。多数のシグナルが利用されており、PageRankだけに依存することはありません。
- 重複コンテンツは「ペナルティ」になる: 複数のURLから同じコンテンツにアクセスできる場合がありますが、これは必ずしも問題ではありません。Googleは重複コンテンツを適切に扱う方法を持っていますが、他人のコンテンツをコピーすることは別の問題です。
- 見出しの数や順序: 見出しの数や順序は、スクリーンリーダーにとっては重要かもしれませんが、Google検索においては、正しい使用よりも内容の質が重視されます。
- E-E-A-Tをランキング要因と考える: E-E-A-Tは直接的なランキング要因ではありませんが、コンテンツの品質や信頼性を評価する際の一般的なガイドラインとして参考にされます。
この記事を書いた遠田幹雄は中小企業診断士です
遠田幹雄は経営コンサルティング企業の株式会社ドモドモコーポレーション代表取締役。石川県かほく市に本社があり金沢市を中心とした北陸三県を主な活動エリアとする経営コンサルタントです。
小規模事業者や中小企業を対象として、経営戦略立案とその後の実行支援、商品開発、販路拡大、マーケティング、ブランド構築等に係る総合的なコンサルティング活動を展開しています。実際にはWEBマーケティングやIT系のご依頼が多いです。
民民での直接契約を中心としていますが、商工三団体などの支援機関が主催するセミナー講師を年間数十回担当したり、支援機関の専門家派遣や中小企業基盤整備機構の経営窓口相談に対応したりもしています。
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