蕎麦好きの方から数年前に教えてもらったのが塩蕎麦である。塩蕎麦とは、出汁を使わず塩で食べる冷たい蕎麦。出汁を使わないので、蕎麦の香りが損なわれないのがいい。まずは、塩をつけずに蕎麦だけを食べ、蕎麦本来の味わいを楽しむ。その後、適量の塩をつけ、味わいを微妙に変えながら食べることで、蕎麦本来の持ち味を感じることができる。塩で食べる塩蕎麦は蕎麦本来の味わいをガツン!と感じさせてくれる蕎麦の食べ方である。
塩で食べる蕎麦
塩蕎麦で有名な蕎麦屋は、北陸では福井県鯖江市の佐野蕎麦だろう。
佐野蕎麦は冷たい蕎麦だけだが、蕎麦自体は三種の蕎麦を出している。
①「細挽き(佐野蕎麦標準の蕎麦)」、
②「粗混ぜ(いわるゆ田舎蕎麦)」、
③「粗挽き(あばさけ蕎麦)」である。
上記の蕎麦は②「粗混ぜ(いわるゆ田舎蕎麦)」である。
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