オフ会やオンラインの勉強会セミナ参加など

三谷情報フェアで複数のセミナーを拝聴、お昼もごちそうになってしまい満足度が高い情報イベントでした

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カップヌードルシンドローム金沢市に本社がある三谷産業の情報フェアに参加しました。この日はイベント2日めで、日清食品の成田さんが講演するとあって多数の来場がありました。私もその講演を楽しみにし参加しました。
「カップヌードルシンドローム」と称した危機意識が日清食品にあるそうです。その危機意識を持っているのは創業家の安藤家であり破壊的な改革を続けているというような講話がとても印象的でした。

三谷産業情報フェアに参加して

2024年7月12日のイベントに参加しました

三谷産業本社にて情報フェアが開催されていました。2日間に渡る大きなイベントです。今日は二日目です。

基調講演は日清食品の成田敏博さん

今日の基調講演は日清食品グループの成田敏博さんでした。元アクセンチュアにいたやり手が老舗企業のDXやAI対応にどう取り組んだかについて非常に興味深いテーマでした。

日清食品、公募で経営人材育成 「ミニ社長」に託すベンチャー魂
「カップヌードル」や「どん兵衛」などの商品ブランドごとに責任者を配置する「ブランドマネージャー(BM)制」を1990年から採用した日清食品。公募制も導入し、30代でBMを担う人材も珍しくなくなった。大企業でありながら創業者・安藤百福氏のようなベンチャー精神を持ち続けるための仕組みに迫る。
グループ全社のデータ分析力向上へ、「生成AI×データ活用」の新たな実践─日清食品HD | IT Leaders
グループ全社を挙げてデータドリブン経営に邁進する日清食品ホールディングス。2023年からは、データマネジメントの取り組みに生成AIの活用を加えて、大規模データベースからAIが自動でレポーティングする仕組みの構築などに取り組んでいる。2024年3月8日に開催された「データマネジメント2024」(主催:日本データマネジメント・コンソーシアム〈JDMC〉、インプレス)のセッションに、日清食品ホールディン...

すでにいろんなメディアにその活躍ぶりが取り上げられています。今回のセミナー内容もこれらの発表に準じたもののようでした。

いきなり「カップヌードルシンドローム」というテーマで始まりました。話の進め方もうまいですね。

以下は私がスマホでメモ入力した内容を生成AI(ChatGPT)で要約しリライトした内容です。

ちなみに、セミナーを聞きながらメモした内容をChatGPTでブログ記事に変換(リライト)した内容は以下のとおりです。

### デジタル化で未来を切り開く:日清食品グループの取り組み

こんにちは、中小企業診断士の遠田幹雄です。今回は、金沢市に本社がある三谷産業の情報フェアにきています。

日清食品グループの成田敏博さんが進めているデジタル戦略についてのセミナー内容がとてもよかったので紹介します。

彼らの取り組みは、デジタル化を通じて企業を強化し、未来に備える素晴らしい例です。

#### デジタル武装戦略で革新を目指す

日清食品グループは、「カップヌードルシンドローム」から脱却し、デジタル技術を活用して新しいビジネスモデルを構築しています。創業者の安藤百福の精神を受け継ぎ、自ら変革を起こすことを大切にしています。

彼らは2019年から紙の文化を廃止し、AIや完全無人ラインの導入を進めています。「自己研鑽なきものに未来はない」という考えのもと、社員のスキル向上にも力を入れています。

#### 5つの重要な施策

2022年3月には、今後強化すべき5つの施策が発表されました。

1. **サイバーセキュリティ**:
サイバー攻撃やデータ漏洩からシステムを守る対策です。これにより、会社の重要なデータを保護しています。

2. **グローバルITガバナンス**:
世界中に展開する事業拠点のITシステムを統括し、効率的かつ安全な運用を実現します。

3. **業務部門のデジタル活用支援**:
各部門がデジタル技術を活用し、業務の効率化や生産性向上を目指します。

4. **先進ネットワーク/モバイルデバイスの活用**:
5Gやスマートフォンを活用して、柔軟な働き方と業務効率化を推進しています。

5. **データドリブン経営の基盤整備**:
データを活用した意思決定や戦略立案を支える基盤を整備します。

#### 生成AIの活用とモバイルアプリ

日清食品グループは、生成AIを全社的に導入し、業務効率化を進めています。例えば、営業部門やマーケティング部門でAIを活用し、業務の効率化を図っています。また、モバイルアプリを積極的に活用することで、柔軟な働き方を実現しています。

#### データ管理とDXの推進

工場内の改善策をデータベースに集約し、タレントマネジメントシステムと連携することで、社員の能力を最大限に引き出しています。さらに、全社統合データベースとスノーフレークやパワーBIを活用し、データの分析と意思決定をサポートしています。

#### ユースケースとフィードバック

社内でのユースケースを広げ、四半期ごとにフィードバックと改善を行っています。このようにして、日清食品グループはデジタルトランスフォーメーションを継続的に進めています。

#### 終わりに

日清食品グループの取り組みは、デジタル化を通じて企業を進化させる素晴らしい例です。私たち中小企業も、このような取り組みから学び、未来に向けて成長していきたいものです。

日清食品のAI活用はPDFで公開されています

日清食品さんのAI活用については、WEBサイトでも情報公開されています。以下のURLは「生成AI活用の取り組み」という表紙のPDFでした。

https://www.nissin.com/jp/ir/library/event/pdf/20240314_2.pdf


※生成AI活用はマーケティング部門と営業部門が突出して有効だったというグラフ

全58ページとボリュームもあります。
このPDFの目次(全58ページ)※ChatGPTで要約しました

  1. 生成AI活用の取り組み
  2. 「NISSIN AI-chat powered by GPT-4 Turbo」
  3. クリエーターズ入社式でのAI活用
  4. ChatGPTの利用に際するリスク
  5. CEOメッセージ
  6. コンプライアンス対策
    ・初回ログイン時
    ・2回目以降のログイン時
  7. 公開までのスケジュール
  8. GW明け以降の進め方
  9. 営業領域における活用プロジェクト
  10. プロジェクト実施内容
  11. 営業領域で生成AI活用が見込まれる業務
  12. 営業領域における期待効果
  13. 営業部門における月別利用率
  14. 営業部門の成功事例を横展開
  15. マーケティング部門で作成したプロンプト
  16. プロンプトサンプル
    食べ方アイデア出し
    ユニークな言い換え
    プロモーション案検討
  17. NISSIN AI-chat プロンプトテンプレート機能
  18. 営業部門の成功事例を他部署に展開
  19. 月間利用率推移
  20. 利用状況の可視化(全社)
  21. 生成AIによる業務改善効果
    ・部署別の改善効果
  22. 全社朝礼
  23. 生成AI活用の更なる拡充に向けた2つの軸
  24. 社内問い合わせ業務の効率化
    ・問い合わせ業務における改善効果
  25. 業務システムとの情報連携
  26. 全社統合データベースとの連携
  27. AI活用を前提とした業務プロセスの構築

これだけの情報を公開するとは太っ腹というかすばらしいですね。

昼食は弁当が用意されていましたが蕎麦に変えてくれました

お昼は地下の食堂にお弁当が用意されていました。驚くことにお弁当は無料提供でした。

しかし、ベジタリアンの私が食べられそうな弁当はなかったです。すると係員の方の臨機応変な対応で、社員に提供している食堂メニューでもいいということになりました。このようなことができるホスピタリティの高い組織ってすばらしいですね。一気に好感度が上がりました。

ありがたくおそばをいただきました。

展示コーナーも充実していました

展示ブースには17のブースがありました。あまり写真を撮れなかったのですが、アイ・オー・データ機器のこの広角カメラはおもしろいなと思いました。

また、ワークショップのコーナーやミニセミナーのコーナーもありました。かなり充実した内容ですね。

午後からも複数のセミナーを聴講しましたが、ふくべ鍛冶の干場健太朗さんの講演にしびれました

ふくべ鍛冶の干場健太朗さんの講演がありました。実はこの講演が本日一番聞きたかったやつです。

1月1日の能登半島地震で被災した奥能登にふくべ鍛冶さんの本社があります。本社は旧宇出津で現在は能登町というところです。

講演内容はとてもすばらしい内容でした。感動しました。

公務員という地位を捨て創業100年を超える鍛冶屋を受け継いだ4代目。次々と繰り出す施策で企業の売上を数倍に引き上げました。今や従業員20名近い組織になっています。

能登の英雄ですね。拍手喝采です。

干場さん、これからのますますの活躍を祈念しています。いい話を聞かせてくれて、ありがとうございます。

ふくべ鍛冶さんは、ポチスパという包丁研ぎの通販サービスやクラウドファンデイングなどを積極的に展開しています。

ふくべ鍛冶 | 能登の野鍛冶 明治四十一年創業 包丁研ぎ、金物修理 ふくべ鍛冶
包丁のメンテナンスを行うふくべ鍛冶です。サビや欠けで切れ味が悪くなった包丁を郵送して研ぎ・修理を依頼いただける宅配サービスがございます。包丁のメンテナンスをお考えならぜひお問い合わせください。

興味を持たれたからは、ぜひ、ふくべ鍛冶さんのホームページをご覧になってみてください。

三谷産業さんに感謝

実は三谷産業さんのイベントに参加したのはこれが初めてでした。これまでもいろいろと社員さんや関係者にはご縁はありましたが、本社に入ったのはこれが初めてです。

すばらしいイベント運営ですね。知的な学びもあり、最新情報もあり、運営スタッフさんの親切な対応も感じました。

三谷産業株式会社
三谷産業株式会社は、6つの事業セグメントを中心に、企画力・提案力・技術力・調達力を企業のエネルギー源とした複合解決力で多角的に事業を展開しています。

ありがとう、感謝します。