独自ドメインさくらインターネット

さくらインターネットのゾーン設定を使えば独自ドメインのサブドメインをBASEなど他サーバで表示できる

この記事は約3分で読めます。

さくらインターネットのゾーン設定でサブドメインを他サーバで活用さくらインターネットで利用している独自ドメインは、ゾーン設定を使えば他のサーバで表示することも可能である。この機能を使って、独自ドメインのサブドメインをBASEで表示するという設定を実施した。この組み合わせならば、追加費用がかからず0円で設定できるうえ、元の独自ドメインが持っているSEO効果も少なからず活用できるのでメリットも大きい。
対象ドメインは「semm.jp」で、この独自ドメインはさくらインターネットで取得し運営している。「base.semm.jp」というサブドメインを作成し、無料ネットショップのBASEで運用している「http://dm2.thebase.in」に割り当ててみた。意外に簡単で待ち時間もほとんどなく数分で設定が完了した。その方法を紹介する。

さくらインターネットのゾーン設定

CNAMEという機能を使います

さくらインターネットのゾーン設定画面

この画面は、さくらインターネットの会員管理画面から、「契約情報」→「ドメインメニュー」と進み、設定したい独自ドメイン名の「ゾーン編集」をクリックした後に、左側にある「変更」をクリックすると表示される。

「エントリの追加と変更」と表示されている下に、エントリ名の行がある。ここの設定したいサブドメイン名を入力する。ここでは「base」と入力する。そして表示させたい他のサーバの情報を「値」という欄に入力する。ここで「cname.thebase.in.」を入力する。「cname.thebase.in」はBASEのCNAME情報であるが、そのあとに「.」が必要である。

入力設定が済んだら「データ送信」をクリックする。これでさくらインターネット側の作業は終了である。

BASEの独自ドメイン設定の画面

BASEの管理画面で上部に表示されている「Apps」をクリックすると、「BASE Apps」という画面になる。そのメニュー一覧から「独自ドメイン」をクリックする。するとそのページの下部に「設定を編集する」というリンクがあるので、クリックすると以下の様な画面になる。BASEの独自ドメイン設定の画面

ここで、ドメイン名に「base.semm.jp」と入力し、「有効にする」をクリックする。(ここでは「semm.jp」のサブドメインを使用したが、独自ドメインでもよい)

これで、BASEのネットショップのドメイン名が自社管理している独自ドメインのサブドメインに変更できた。「http://dm2.thebase.in」をクリックすると、実際に表示されるURLは「base.semm.jp」に変わっているはずである。

BASEでアナリティクス設定

BASEはグーグルアナリティクスの設定も可能なので、もともとの独自ドメインで運用しているGAのアカウントを使って設定する。

BASEの管理画面から「Apps」をクリックすると、アプリ一覧が表示される。その一覧に「Google Analytics 設定」があるのでクリックすると設定画面になる。設定欄に一行をコピペで貼り付けるだけである。貼り付けるのはグーグルアナリティクスのアカウントで「UA-1******-9」の部分だけである。(1******-9のところは実際に自分のアカウントを使うこと)

BASEでアナリティクスの設定

これで、BASEのネットショップのURLが独自ドメイン(サブドメイン利用)となり、グーグルアナリティクスでアクセス解析もできるようになった。