サーバーのメンテンス実行時やドメイン移管やDNS変更など、サーバー設定の反映待ちでよく発生するのがこの「無効なURLです」という表示です。
このメッセージは、サーバーが一時的にサービスを提供できない状態を示す「503 Service Unavailableエラー」の一例で、WEB関係者は「503エラー」と呼んでいます。
「無効なURLです」と表示される原因と対策
無効なURLです。
プログラム設定の反映待ちである可能性があります。
しばらく時間をおいて再度アクセスをお試しください。
この「無効なURLです」という503エラーメッセージが表示される主な原因と解決方法について説明します。
503エラーの主な原因
- サーバー設定の反映待ち
- サーバーパネルでドメインやサブドメインを新規設定した直後に発生します
- 通常は15分〜1時間程度で自動的に解消されます
- DNSの浸透待ち
- ネームサーバーを変更した直後によく発生します
- 完全な反映まで最大24時間かかることがあります
- SSL設定の反映待ち
- SSL証明書を新規設定した直後に発生します
- 反映までに数時間〜24時間程度必要です
503エラーの解決方法
- キャッシュのクリア
- ブラウザのキャッシュをクリアする
- シークレットモードでアクセスを試してみる
- 別のブラウザでアクセスを試す
- 待機
- 新規設定から30分〜1時間程度待つ
- DNSやSSL設定の場合は最大24時間待つ
- 設定の確認
- ネームサーバーの設定が正しいか確認
- ドメイン設定に誤りがないか確認
このエラーの多くは一時的なものであり、設定の反映を待つことで自然に解消されます。24時間以上経過しても解決しない場合は、設定内容の確認やサーバー会社のサポートへの問い合わせを検討してください。
しばらく待っても解決しない場合の原因と対応
WEB運営者側としては「503エラー」は避けて通れないのですが、できるだけ「503エラー」が表示される時間を短くするように心がけておきましょう。
503エラーが起きやすくて解決までの原因追及と対策に時間がかかりそうなのは「SSL証明書のエラー」です。エックスサーバーの場合で紹介します。
SSLの自動設定がうまくいかない
エックスサーバーはSSL証明書が無料で自動発行されるので、とても便利です。ですが、このSSL証明書の自動発行がうまくいかずに503エラーが起きてしまう例をよく見かけます。
上記の画面では、「無料SSLを利用する(推奨)」をチェックしておけば、自動的にSSL証明書が自動発行されてSSL化するはずです。
しかし、これがうまくいかないことが多いです。
あらためてSSL設定をしなおす
SSL証明書がうまく発行できずにエラーになった場合は、503エラーの表示が続きます。その場合は、サーバー管理画面でSSL設定をあらためて実施しましょう。
SSL設定を実施すると約1時間ほどでSSL証明書が自動的に発行され、SSL設定が完了します。その間、何度も「ONにする」のボタンをおしたり「OFF」にしたりすると、うまく証明書が発行できません。ここはしばらく待ちましょう。
事前にSSL問題を解決しておく方法
SSLでエラーが起きる原因は、サーバーが変わることで証明書を新規で取り直す必要があるからです。
事前にSSL証明書問題を解決する設定をしておくと、NS変更時にスムーズに表示されることがあります。
この記事を書いた遠田幹雄は中小企業診断士です
遠田幹雄は経営コンサルティング企業の株式会社ドモドモコーポレーション代表取締役。石川県かほく市に本社があり金沢市を中心とした北陸三県を主な活動エリアとする経営コンサルタントです。
小規模事業者や中小企業を対象として、経営戦略立案とその後の実行支援、商品開発、販路拡大、マーケティング、ブランド構築等に係る総合的なコンサルティング活動を展開しています。実際にはWEBマーケティングやIT系のご依頼が多いです。
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