ASP買い物カゴのショップメーカー(SHOP-maker)ではグーグルアナリティクスのeコマース機能で販売実績情報を収集することができない。他のASP買い物カゴでも同様に売上情報をアナリティクスで収集分析できない事例が多い。外部SSLのページからだと単に「ecommerce.js」を入れるだけではうまくいかないが、ユニバーサルアナリティクスなら工夫次第でなんとかデータ取得できるかもしれない。実際にショップメーカーの買い物カゴにユニバーサルアナリティクスのトラッキングコードをカスタマイズして設定してみたところデータが取れるようになった。
ただしショップメーカーでは正式にアナリティクスをサポートしていないので、タグのカスタマイズとタグの貼る場所にはちょっとしたコツが必要になる。
ショップメーカーに設置したトラッキングコードは以下のとおり。
▼基本のトラッキングコード
<script>
(function(i,s,o,g,r,a,m){i[‘GoogleAnalyticsObject’]=r;i[r]=i[r]||function(){
(i[r].q=i[r].q||[]).push(arguments)},i[r].l=1*new Date();a=s.createElement(o),
m=s.getElementsByTagName(o)[0];a.async=1;a.src=g;m.parentNode.insertBefore(a,m)
})(window,document,’script’,’//www.google-analytics.com/analytics.js’,’ga’);ga(‘create’, ‘UA-*******-1‘, ‘auto’,{‘allowLinker’:true});
ga(‘require’, ‘linker’);
ga(‘linker:autoLink’, [‘*******.com‘,’shopmaker.jp’], false, true);
ga(‘send’, ‘pageview’);</script>
ここで、
「UA-*******-1」は、そのドメインのアナリティクスIDにすることと
「*******.com」は、その独自ドメインにすること
を忘れないように。
最後に、最終画面かPPC広告のどちらかに次のコンバージョン用の「アナリティクス買物情報取得タグ」を貼る。
▼コンバージョン用タグ
<script>
ga(‘require’, ‘ecommerce’, ‘ecommerce.js’);ga(‘ecommerce:addTransaction’, {
‘id’: ‘[% onum %]’, // transaction ID – required
‘affiliation’: ‘direct’, // affiliation or store name
‘revenue’: ‘[% tamt %]’, // total – required
‘shipping’: ‘0’, // tax
‘tax’: ‘0’, // shipping
‘currency’: ‘JPY’ // currency code
});ga(‘ecommerce:addItem’, {
‘id’: ‘[% onum %]’, // transaction ID – required
‘name’: ‘[% sname %]’, // product name
‘sku’: ‘shopmaker’, // SKU/code – required
‘category’: ‘goods’, // category or variation
‘price’: ‘[% tamt %]’, // unit price – required
‘quantity’: ‘1’, // quantity – required
‘currency’: ‘JPY’ // currency code
});ga(‘ecommerce:send’);
</script>
このコンバージョン用のタグはとりあえずこのままでもデータ取得できるはずである。
なお、この記事内容は「ショップメーカーにグーグルアナリティクスのタグを貼るにはちょっとしたコツが必要、タグのカスタマイズと貼る場所は」を元にユニバーサルアナリティクスの部分だけを加筆しているので、実際にトラッキングコードを設定したい場合は元記事も参考にしてほしい。
以下は上記URLから一部再掲したもの。
ショップメーカーにアナリティクスのトラッキングコードを貼る方法
管理画面から以下のところに「アナリティクス基本タグ」を貼る。
1 商品注文(カート画面)
[PC版カート]→[共通設定/カート画面>テキスト設定]
2 お客様情報入力画面
[PC版カート]→[お客様情報入力画面]→フリーフォーム(顧客情報)
3 お客様情報入力画面
[PC版カート]→[お客様情報入力画面]→決済テキスト設定
※決済方法の最上位に表示されます。
4 商品お届け先画面(<<商品お届け先>>)
[PC版カート]→[商品お届け先画面>配送カレンダー設定]
5 最終画面
[PC版カート]→[最終画面>テキスト設定]
の5箇所である。
なお、最終画面の代わりにPPC広告に貼ってもよい。
その場合は
プロモーション [管理画面]→[プロモーション]→[PPC広告]
※[PPC広告]より設置されたタグは、自動的にカートの最終画面に反映されます。
の箇所になる。
この記事を書いた遠田幹雄は中小企業診断士です
遠田幹雄は経営コンサルティング企業の株式会社ドモドモコーポレーション代表取締役。石川県かほく市に本社があり金沢市を中心とした北陸三県を主な活動エリアとする経営コンサルタントです。
小規模事業者や中小企業を対象として、経営戦略立案とその後の実行支援、商品開発、販路拡大、マーケティング、ブランド構築等に係る総合的なコンサルティング活動を展開しています。実際にはWEBマーケティングやIT系のご依頼が多いです。
民民での直接契約を中心としていますが、商工三団体などの支援機関が主催するセミナー講師を年間数十回担当したり、支援機関の専門家派遣や中小企業基盤整備機構の経営窓口相談に対応したりもしています。
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