昨日(4月1日)から消費税率が8%になった。小売やサービス業ではレジやメニューの変更でたいへんだった。企業間取引(B2B)では外税表示が一般的なので今月の請求書の発行時からが事実上の対応となるところが多いようだ。当社では会計ソフトと販売管理ソフトを分けて使っている。販売管理ソフトは創業した2000年から「QuickBooks」をずっと使い続けており今でも使っている。「QuickBooks」は1998年にインテュイットが小規模事業所向け総合会計ソフトとして発売したもので、非常に便利で高機能なオールインワンソフトである。購入後にバージョンアップがあり「QuickBooksPro3」となった。その後、2003年にイントイットは弥生株式会社となり、翌2004年にライブドアに買収され子会社になった。そのような経緯のなかで「QuickBooks」は販売が中止され、後継ソフトは弥生会計・販売となった。
しかし、今でも「QuickBooksPro3」は使い続けられる優秀なソフトである。
この「QuickBooksPro3」は消費税率変更のコマンドが標準で用意されている。なので、「QuickBooksPro3」なら消費税率が変更になっても使い続けることが可能である。現在、仮データを使って消費税率を5%から8%に変えてもうまくデータの整合性がとれるかどうかをテストしているところである。おおむね問題なく使えそうな状況だ。これから実データで運営していくことにする。
なお、当社では販売管理用と会計用でソフトを分けて使用している。販売管理用としては「QuickBooksPro3」を、会計用としては「わくわく財務会計2」を使い、会計用データは納税申告のさいに税理士法人の会計事務所でチェックをしてもらっている。数年前までは、「QuickBooksPro3」のみでいけたのだが、会計のほうは自己資本が純資産と名称が変わるなど財務用語が変わったり、さまざまな時代の変化があったりしたためそのまま使い続けるのが難しくなった。そのため、会計だけを時代対応できるソフトに変えた。
現在、「QuickBooksPro3」は、見積書や請求書等の発行など販売管理の目的で利用している。当時のOSはウィンドウズ98だったが、その後XP、ウィンドウズ7、ウィンドウズ8.1でも問題なく動いているのがすばらしい。
推測だが、「QuickBooksPro3」は優秀過ぎるソフトだったため買い替えが不要になることを恐れて販売中止になったのではないだろうか。現在の会計や販売のソフトでもっとも普及しているといわれている弥生は毎年買い換える(バージョンアップ)が必要なソフトになっている。ビジネスモデルとしてはいい転換だったかもしれないが、利用者としては納得がいきかねるところでもある。
消費税率を8%に変更する手順については「弥生会計の前身である「クイックブックスpro3」には消費税率変更の設定があった。」にて紹介しているので興味があるかたはその記事を参照ください。
弥生会計の前身である「クイックブックスpro3」には消費税率変更の設定があった。
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遠田幹雄は経営コンサルティング企業の株式会社ドモドモコーポレーション代表取締役。石川県かほく市に本社があり金沢市を中心とした北陸三県を主な活動エリアとする経営コンサルタントです。
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