実際の小売店でのバランス・スコアカード戦略の最終段階。戦略マップを決めた後、アクションプランを決めていく。戦略マップが縦の因果関係ならアクションプランは横の因果関係。丸の中の戦略目標を達成するための重要成功要因(CSF)や具体的な対策(アクションプラン)を検討する。このアクションプランの設定が肝心だ。案はいくつも出るが、戦略目標との因果関係が強いこと、実際に実現できること等を勘案しながらなのでなかなか決まらない。誰が、いつ、どのように行うかなどを具体的に決めるのにも骨が折れるようだ…。
さて、昨日は9位。今日は何位かな?⇒
さらに戦略目標の達成を測定するための業績評価指標(KPI)を決める。KPIには結果指標と先行指標がある。この指標設定(KPI設定)がポイントだ。とくに先行指標をうまく設定できるかどうかが、バランス・スコアカード戦略がうまく回るかどうかの要点だ。日々、先行指標の数値に集中すればよい。ちょうど、ボーリングのスパット注視にあたるようだ。ポケットを狙うためにスパットのどこを通すかをチェックするということだ。
この記事を書いた遠田幹雄は中小企業診断士です
遠田幹雄は経営コンサルティング企業の株式会社ドモドモコーポレーション代表取締役。石川県かほく市に本社があり金沢市を中心とした北陸三県を主な活動エリアとする経営コンサルタントです。
小規模事業者や中小企業を対象として、経営戦略立案とその後の実行支援、商品開発、販路拡大、マーケティング、ブランド構築等に係る総合的なコンサルティング活動を展開しています。実際にはWEBマーケティングやIT系のご依頼が多いです。
民民での直接契約を中心としていますが、商工三団体などの支援機関が主催するセミナー講師を年間数十回担当したり、支援機関の専門家派遣や中小企業基盤整備機構の経営窓口相談に対応したりもしています。
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