DeepSeekがアップルのAPPストアダウンロードランキングのトップになっています。すごいですね。
1位がDeepSeek、2位がGoogleジェミニ、3位がOpenAIのChatGPTでした。DeepSeekの人気はここ数日であっという間の出来事のようです。世界の株価を動かすほどの衝撃でしたから世界中からの注目を集めています。
DeepSeekの衝撃がもたらした新たな展開
DeepSeekの衝撃
昨日の記事でも紹介しましたが、DeepSeekの衝撃が大きいです。一日おいてその余波はますます大きくなっているようです。
AppleのAPPランキングを見ると、なんと「DeepSeek」が1位になっています。
あっというまに衝撃が広がっているようですね。
※ちなみに私はiPhoneのDeepSeekアプリを削除したので今は使えなくなっていてクラウドマークになってます(笑)
DeepSeekの特徴
DeepSeekは生成AIとして、ChatGPTやGoogleジェミニなどの最先端のAIの能力を超えるくらいの高性能と言われています。しかも、単に高性能というだけではなく、低コスト短期間での開発、オープンソース提供なので誰でも使える、という大きな特徴があります。
DeepSeekは、中国のスタートアップ企業が開発した人工知能(AI)モデルで、以下の特徴があります。
- 高性能な推論能力:DeepSeekの最新モデルであるR1は、OpenAIのo1モデルと同等の性能を持ち、特に数学やプログラミングなどの複雑な推論タスクにおいて優れた能力を発揮します。wired.com
- 低コストでの開発:DeepSeekは、開発コストを約600万ドルに抑え、これは他の大手AIモデルの開発費用と比べて大幅に低いものです。nypost.com
- オープンソース化:DeepSeekのモデルは無料で公開されており、誰でも利用・改良が可能です。これにより、AI技術の透明性とアクセス性が向上しています。los40.com
- 効率的なリソース使用:DeepSeekは、米国の制裁による高度なチップの制限にもかかわらず、限られた計算資源で高性能なAIモデルを開発することに成功しています。ft.com
これらの特徴により、DeepSeekはAI業界において注目を集めています。
生成AIは低コストとオープンソース化に進むでしょう
SNS情報ではオープンソースAIの言及がアツかったです
ここ数日はX(ツイッター)の情報が早いし激アツです。
チャエン | デジライズ CEO《重要AIニュースを毎日最速で発信》@masahirochaen
中国発DeepSeekは危険!という思考は短絡的すぎる。
①WEB
②API
③ローカル
と3種類での利用に分けて考える必要あり。
安野貴博 @ 新刊『1%の革命』が2/6発売予定です!@takahiroanno
【DeepSeekについて】 DeepSeek-R1について遅ればせながらリサーチした。 重要な論点はこの辺な気がする
1) GPU需要は変わるのか?
2) ファウンデーションモデルレイヤーはコモディティ化するか?
3) DeepSeek-R1を他プレイヤーがどのように活用するか?
4) DeepSeekはOpenAIに勝てんのか?
Haruki Sonehara / シリコンバレーのプロダクトマネージャー(B2B・B2C)
@Haruki_Sonehara
DeepSeek Chat、激ヤバだった
以下利用規約から見えた、もはや清々しいくらいのヤバさについて
『オマエのものは全部オレのもの』
というわけで、私はスマホアプリの「DeepSeek」を削除しました。PCのWEBでもログアウトしました。
ば@AIBridge Lab @doerstokyo342
DeepSeek R1蒸留をベースとした サーバーエージェント社の日本語特化モデル「cyberagent-DeepSeek-R1-Distill-Qwen-14B-Japanese-gguf」をOllama経由で動かしてみました(RTX4090) 何度かやり取りや長文要約などをさせてみましたが、かなり日本語での回答精度が高く感じました。 なによりこんな高性能なモデルがローカル環境かつ高速で動かせることに感動しますね
他にも多数の情報がありましたが、上記の内容などは要チェックですね。
ChatGPTのo1proに聞いてみました
DeepSeekの登場により、生成AIの展開は低コストとオープンソース化になっていくと思いませんか?
この回答は以下のとおりです。
DeepSeekが具体的にどのような技術基盤や仕組みを指しているかにより細部は異なりますが、一般的に生成AIの分野では、より高速で低コストなモデルやフレームワークが開発されるにつれ、オープンソース化や利用コストの低減が進む傾向はあると考えられます。
以下の観点から、そのような流れが強まる可能性について説明いたします。
- 計算資源・コストの低減
生成AIモデルの学習に必要な計算資源は、通常は非常に大きなものです。しかしハードウェアの進歩や効率的な学習アルゴリズム(量子化や蒸留など)の登場によって、モデルの運用・学習コストが着実に下がっています。DeepSeekのような新たなフレームワークや技術がこれらの手法をうまく組み合わせることで、さらに高効率・低コスト化が進む可能性があります。 - オープンソースコミュニティの拡大
既存の大規模言語モデル(GPT系やBERT系、あるいはLLaMA系など)をベースとしたオープンソースプロジェクトが増えています。利用者が増え、改良に参加する開発者も増えることで、機能拡張や性能向上、利用コスト低減が加速しています。もしDeepSeekがオープンソースプロジェクトとして開発が進められるのであれば、コミュニティが活性化し、新しいアイデアが追加されることでさらなる進展が見込めます。 - カスタマイズ性・民主化
大規模な企業や研究機関だけでなく、中小企業や個人でもカスタマイズできるモデルが増えてきています。これは既存のモデルをファインチューニングしたり、特定の用途に特化したモデルを小規模で動かせるようになったりしていることに支えられています。DeepSeekの登場により、さらに簡単にカスタマイズや導入ができるようになれば、生成AIはより広範に普及していくことでしょう。 - ビジネスモデルの変化
生成AIを活用したサービスが競合する中、企業同士での差別化が重要になります。一般的には「無料もしくは低コストでの利用を可能にする」「高度な機能を有償提供する」という二層構造のビジネスモデルが多く見られます。もしDeepSeekがそうした戦略をとる場合、基盤技術の無料提供や開発コミュニティへの参加によってさらに多くのユーザーが集まり、その結果としてオープン化・コスト減が進む好循環が生まれる可能性があります。
総合的に見ますと、DeepSeekという新技術やフレームワークが高効率かつ拡張性を備えていれば、生成AIの普及において「より低コスト化」「よりオープンソース化」という傾向をさらに押し進める要因になりうると思われます。
これは、研究者・開発者コミュニティの盛り上がりや、使用環境の変化(クラウドリソースやハードウェアの進歩)など外部要因との相乗効果によって、今後も加速していく可能性があります。
ローカルAIの未来
小型のローカルAI(小規模言語モデル:SLM)の普及により、AI技術はさらに多様な分野での活用が期待されています。特に、スマートフォンやIoTデバイスなど、リソースの限られた環境でのAIの実装が進むと考えられます。
小型ローカルAIの主な利点
- コスト効率の向上:SLMは大規模モデルと比較して、開発や運用コストが低く抑えられます。これにより、中小企業や個人開発者でもAI技術を導入しやすくなります。note.com
- 応答速度の改善:ローカル環境での処理により、遅延が最小限に抑えられ、リアルタイムでの応答が求められるアプリケーションに適しています。note.com
- 省エネルギー性:SLMは計算リソースの消費が少なく、エネルギー効率が高いため、バッテリー駆動のデバイスでも長時間の運用が可能です。note.com
具体的な応用例
- 音声アシスタント:オフライン環境でも動作する音声認識や命令実行が可能となり、プライバシー保護と利便性の向上が期待されます。
- リアルタイム翻訳:イヤホンや携帯デバイスでのリアルタイム翻訳により、言語の壁を越えたコミュニケーションが促進されます。
- スマート家電の制御:音声コマンドやジェスチャー認識を活用した直感的な家電操作が可能になります。
今後の展望
SLMの普及に伴い、AI技術はより多くのデバイスやサービスに組み込まれ、日常生活のさまざまな場面で活用されると予想されます。特に、エッジデバイスでのAI処理が一般化し、クラウドとローカルのハイブリッドなアプローチが主流となるでしょう。jp.ext.hp.com
このような進展により、AIはますます身近な存在となり、私たちの生活をより便利で豊かなものに変えていくと考えられます。
USBで動くAI
以前、当サイトで「USB・AI」を紹介したことがあります。これからこのような小さなローカルAIは、ますますニーズが高まるような気がします。
DeepSeekをUSB・AIとして使ってみたいです。
この記事を書いた遠田幹雄は中小企業診断士です
遠田幹雄は経営コンサルティング企業の株式会社ドモドモコーポレーション代表取締役。石川県かほく市に本社があり金沢市を中心とした北陸三県を主な活動エリアとする経営コンサルタントです。
小規模事業者や中小企業を対象として、経営戦略立案とその後の実行支援、商品開発、販路拡大、マーケティング、ブランド構築等に係る総合的なコンサルティング活動を展開しています。実際にはWEBマーケティングやIT系のご依頼が多いです。
民民での直接契約を中心としていますが、商工三団体などの支援機関が主催するセミナー講師を年間数十回担当したり、支援機関の専門家派遣や中小企業基盤整備機構の経営窓口相談に対応したりもしています。
保有資格:中小企業診断士、情報処理技術者など
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※投げ銭はスクエアの「寄付」というシステムに変更しています(2025年1月6日)
※投げ銭は100円からOKです。シャレですので笑ってください(笑)