Google検索の順位決定の仕組みをアルゴリズム(algorithms)という。その仕組みの説明は日本語でも公開されている。→Google検索サービス:アルゴリズム
検索を実施するユーザが検索窓にキーワードを打ち込むと、世界中のWEBサイトから数千~数百万ページの対象ページが見つかる。
どのページがそのキーワードで探すユーザの意図したページなのかを順位付けするルールは200以上もあり、そして必ず順位付けされて検索結果を表示する。これが検索エンジンの主要な仕事であり、その順位付けルール全体の仕組みがアルゴリズムである。
Googleの「サイトとページの品質」評価について
「E-A-T」が重要になった
上記のGoogle検索のページのに「サイトとページの品質」という記述がある。(以下引用)
情報源がどのくらい信用できるか、評判が良いか、権威があるかなどを、何らかのシグナルで判断できるようにする(このようなシグナルの 1 つが PageRank です。PageRank は Google の当初からのアルゴリズムの 1 つで、ページ間のリンクを見てその関連性を識別するものです)。
見ると、「信用」、「評判」、「権威」という言葉が並んでいる。
これまでのGoogleは「リンクの質と量」を分析し、その結果を順位付けのアルゴリズムの主要な重み付けに使っていた。しかし、リンクスパムの増加により、リンク品質以外の重み付けを高めている。あるとき急に順位が変わることがあるが、もともとアルゴリズムは毎日のように少しづつ変化している。
さて、Googleの検索品質評価ガイドラインが大幅改定した。
E-A-Tに注目
これから検索結果に上位表示されるような高品質サイトに求められるのは「E-A-T」らしい。
海外SEO情報ブログの鈴木謙一氏のブログによると、「E-A-T」とは以下の3要素の頭文字をとったもののようである。
- Expertise (専門性)
- Authoritativeness (権威性)
- Trustworthiness (信頼性)
上記の「信用」、「評判」、「権威」と比較すると、「専門性」という言葉が目立つ。「権威性」と「信頼性」を確保するためには十分な「専門性」が必要だということだろう。今後、検索エンジンで評価されるページを作るためには、より専門性を高めた記事を書くことが重要になっていきそうだ。
「信用」、「評判」、「権威」が重要な要素
以下は上記のページの一部を引用
高品質なページとサイトには、そのトピックに関して権威性と信頼性があるとみなされるのに十分な専門性が必要とされます。あらゆる種類のウェブサイトに「専門家」がいることを頭に入れておいてください。ゴシップのウェブサイトやファッションのウェブサイト、ユーモアのウェブサイト、フォーラム、そしてQ&Aのページなどでさえそうです。実際に、フォーラムやディスカッションのなかでしかほとんど得られない情報もあります。そういった場では、特定のトピックに関して価値ある視点を専門家のコミュニティが提供してくれることがあります。
- 質が高い医学的な助言は、適切な医学的専門知識や認証評価を持った人や組織から出てくるべきです。質が高い医学的な助言や情報は、専門的な書式で書かれていたり作られていたりするべきだし、定期的に編集や見直し、更新がなされるべきです。
- 質が高い、お金に関する助言や法律に関する助言、税金に関する助言などは専門的な情報源に由来するべきだし、きちんとした状態に保たれ更新されているべきです。
- 住宅のリフォーム(数千ドルかかることがある)や育児・子育て(家族の将来の幸福に影響しうる)のようなことに関する助言もまた、ユーザーが信頼できる「専門的」な情報源に由来するべきです。
- 写真やギターの弾き方を習うといった趣味に関するページにも専門知識は求められます。
正式な専門知識をそれほど必要としないトピックもあります。商品やレストランについてとても詳細で役立つレビューを書く人が大勢います。フォーラムやブログなどで、ちょっとしたコツや人生経験を共有する人が大勢います。こうした一般の人たちは、自分の生活のなかで経験があるトピックにおいて専門家としてみなされるかもしれません。そのトピックに関して「専門家」と思わせるような種類と量の生活上の経験をそのコンテンツを作っている人があたかも持っているようだとしたら、「日々の生活の専門家」として評価するし、その分野の正式な教育やトレーニングを受けていないからといって、その人やページ、サイトを私たちは罰したりはしません。
YMYLのトピックにおいてさえ、日々の生活の専門家がいることがあり得ます。たとえば、特定の病気を患う人たちのためのフォーラムや支援ページがあります。個人の経験を共有することは日々の生活の専門性の1つの形です。
ここの事例を見てください(注:権限がないため見られない) ーー フォーラムの参加者が、愛する人がどのくらい長い間肝臓がんと共存してきたかを語っています。これは、医学的な助言ではなく個人の経験(それについては専門家)を共有している例です。しかしながら、(人生経験の話ではなく)特定の医学的な情報や助言は医師やそのほかの健康の専門家に由来すべきです。そのページのトピックについて考えてみてください。目的をきちんと達成するためにどんな種類の専門性がそのページには求められるでしょうか。専門性の判断基準はそのページのトピックに依存します。
▼参考サイト(英語ですが翻訳機能で読むことが可能)
http://www.thesempost.com/google-rewrites-quality-rating-guide-seos-need-know/
Google Rewrites Quality Rating Guide – What SEOs Need to Know
(Googleは品質評価ガイドをリニューアルした – SEO業者が知っておくべきこと)
この記事を書いた遠田幹雄は中小企業診断士です
遠田幹雄は経営コンサルティング企業の株式会社ドモドモコーポレーション代表取締役。石川県かほく市に本社があり金沢市を中心とした北陸三県を主な活動エリアとする経営コンサルタントです。
小規模事業者や中小企業を対象として、経営戦略立案とその後の実行支援、商品開発、販路拡大、マーケティング、ブランド構築等に係る総合的なコンサルティング活動を展開しています。実際にはWEBマーケティングやIT系のご依頼が多いです。
民民での直接契約を中心としていますが、商工三団体などの支援機関が主催するセミナー講師を年間数十回担当したり、支援機関の専門家派遣や中小企業基盤整備機構の経営窓口相談に対応したりもしています。
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