OpenAIの最新モデル「ChatGPT-4.5」が登場し、日本でも利用可能になりました。無料ユーザーは使えませんが、plus以上の有料ユーザーは自由に使えます。
このChatGPT-4.5の主な特徴、これまでのバージョンとの違い、そして利用制限について調べましたのでここで紹介しておきます。
ChatGPT-4.5とは?
ChatGPT-4.5は、OpenAIが開発した最新の大規模言語モデル(LLM)です。従来のGPT-4(2023年公開)と、今後登場が期待されるGPT-5の間に位置する「中間モデル」として開発されました。
GPT-4の性能をさらに向上させるための改良が施されています。特に、動作の重さや誤情報の発生、トークン数の制限といった課題が改善され、より快適に利用できるモデルとなっています。
ChatGPT-4.5の主な進化ポイント
より高度な学習アプローチ
ChatGPT-4.5では「教師なし学習」をより重視し、世界に関する知識や直感的な理解力が向上しました。これにより、従来のモデルに比べてハルシネーション(誤った情報、幻覚)の発生が大幅に減少しています。
精度と応答スピードの向上
以前のバージョンと比べ、以下の点で大きく改善されています。
- 情報の正確性が向上:特に数字や日付などの細かい情報の誤りが少なくなりました。
- 処理速度の向上:システムの最適化により、よりスムーズで素早い応答が可能に。
- 文脈理解の深化:より複雑な質問にも、前後関係を考慮した適切な回答が得られます。
感情知能(EQ)の進化
ChatGPT-4.5は、単に情報を提供するだけでなく、より人間らしい会話ができるようになりました。温かみのある対応が可能になり、ユーザーとの対話がより自然に感じられます。
長文処理能力と画像解析機能の向上
長文の処理能力がさらに向上し、より多くの情報を一度に処理できるようになりました。また、DALL·E 3との連携により、画像生成や解析の精度も向上しています。
感情表現が豊かになったのが大きな特徴かもしれません。
利用制限について
ChatGPT-4.5にも、他のバージョンと同様に利用制限があります。
文字数(トークン数)の制限
ChatGPTはテキストを「トークン」と呼ばれる単位で処理します。日本語の場合、ひらがな・カタカナ・漢字の使用によってトークン数が異なりますが、GPT-4.5のトークン上限は約25,000文字分と推定されています。これは無料版のGPT-3.5系(約2,048文字)と比べて大幅に増えています。
Plusユーザーの利用回数制限
有料プラン(ChatGPT Plus)では、従来のGPT-4で「3時間あたり40回」の利用回数制限がありました。GPT-4oでは「3時間あたり80回」まで緩和されたため、ChatGPT-4.5もこれに近い制限が適用されると考えられます。ただし、ユーザー数やシステムの状況により変動する可能性があります。
ただ、この程度の利用制限なら普通の使い方のユーザーだとあまり気にすること無く使えそうです。ありがたいです。
今後の展開
ChatGPT-4.5は段階的に公開されており、まずはChatGPT ProユーザーやAPI開発者向けに提供され、その後一般のPlus・Edu・Teamユーザーへと展開されています。
まとめ
ChatGPT-4.5は、従来のモデルよりも知識量が増え、直感的に理解しやすく、より自然でスムーズな対話ができるAIモデルとして登場しました。
主な進化ポイントは以下のとおりです。
✅ 幻覚(ハルシネーション、誤情報)の減少
✅ 応答スピードの向上
✅ 文脈理解の深化
✅ より人間らしい会話が可能に
✅ 長文処理と画像解析の強化
一定の利用制限がありますが、それでも従来よりも大幅に改善されたモデルになっています。最新情報を確認しながら、より快適なAI活用をしていきましょう。

この記事を書いた遠田幹雄は中小企業診断士です
遠田幹雄は経営コンサルティング企業の株式会社ドモドモコーポレーション代表取締役。石川県かほく市に本社があり金沢市を中心とした北陸三県を主な活動エリアとする経営コンサルタントです。
小規模事業者や中小企業を対象として、経営戦略立案とその後の実行支援、商品開発、販路拡大、マーケティング、ブランド構築等に係る総合的なコンサルティング活動を展開しています。実際にはWEBマーケティングやIT系のご依頼が多いです。
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