五日市剛さんの講演会が8月25日午後、能美市タントで行われた。平日の午後開催だが100名以上の席が用意され開演間際は受付に行列ができる大人気ぶりだった。
五日市剛さんといえば「ツキを呼ぶ魔法の言葉」、「ありがとう、感謝します、ツイてるツイてる」というフレーズで知られている知る人ぞ知る有名人。五日市剛さんの講演会テープを書き起こした「ツキを呼ぶ魔法の言葉」という小冊子は、なんと300万部発行されているというベストセラーである。約10年ほど前にも講演を拝聴したことがあるが、今回はよりパワーアップした講演を聴くことができた。今回の講演会では「ありがとう、感謝します」を実践することの重要性を学ばせてもらった。「ありがとう、感謝します」を実践して幸せをつかんでいる人たちの事例を多数知り感動した。
五日市剛さんはとても気さくでフレンドリーな方です。
講演会休憩中に写真撮影をお願いしたらポーズをとってくれました。
10年後の自分の理想の生活を想像してください
講演会はこの問いかけから始まった。10年後の自分の理想の生活を想像できるかどうか。実は、自分なりの「幸福のカタチ」をイメージできていないと理想の生活は描けない。では自分の「幸福のカタチ」は具体的にイメージできるだろうか?
ここで五日市剛さんは、幸福の条件ベスト3を発表する。
1.人との交わり
2.親切心・感謝
3.ここにいること(目の前のことに集中すること)
この3つが幸福になるための条件だという。(なお、この幸福の条件ベスト3は外国の学者が発表したものを五日市剛さんが日本語訳したものだということだったが、その外国の学者名をメモすることを忘れた)
ありがとう、感謝しますを実践する
「ありがとう、感謝します」という言葉を実践している事例をいくつも紹介してくれた。ビジネスの事例では、長野県の中央タクシー、韓国の美容院経営者など。スポーツ分野では、2012年のジャイアンツ原監督、ロンドンオリンピックのボクシングで金メダルを獲得した村田諒太選手、ベーチェット病を克服して夢だったプロ野球選手になった元・巨人軍の柴田章吾選手などの例を紹介してくれた。
特に「柴田章吾」さんの病気と野球に取り組む事例がとっても印象的で感動した。
柴田章吾選手について
柴田章吾選手は小学生のリトルリーグ時代に日本一になった投手で才能ある選手だった。夢は甲子園で活躍し、プロ野球選手になることだったという。中学時代も全日本選抜チームに選ばれるなど順風満帆だった。しかし中学三年生のときに激しい腹痛で入院、ペーチェット病と診断され長い入院生活が始まった。ペーチェット病とは膠原病などの一種で激しい炎症激痛が繰り返し訪れ失明の恐れもある。さらに原因不明で治療法も確立していない難病である。炎症と寛解を繰り返し一生治らない病気である。柴田章吾選手の場合は何度も激しい腹痛に襲われたそうだ。
医者からはスポーツを止めるように言われた。「この病気でスポーツをやっている人はいない。またこの病気は一生治らない。野球はあきらめなさい。」と諭された。
失望と激痛の中で「ツキを呼ぶ魔法の言葉」に出会った。「ありがとう、感謝します」という言葉だけで病気が治るわけではない。それでも病院のベッドで激痛に襲われた時に痛い腹部をさすりながら「ありがとう…」と言い続けたら痛みがすっと消えたという。それから柴田章吾選手は「ありがとう、感謝します」を実践する。
4ヶ月で退院できた。医者から野球を止めるように言われたが、野球を続けることにした。「ベーチェット病で苦しんでいる世の中の人達に病気でもスポーツができることを示して夢と希望を与えたい」と言ったという。後々TV取材を受けた両親から「とても中3の子供が言うような言葉でない、胸が詰まった。」という感想を言っていた。
柴田章吾選手は野球の名門校「愛工大名電」に入学し野球を続けることができた。そのドキュメンタリー番組もあった。
柴田章吾*密着900日 【1/4】
http://youtu.be/t9V4xPLKLlw
柴田章吾*密着900日 【2/4】
http://youtu.be/l9WSIPUexlA
柴田章吾*密着900日 【3/4】
http://youtu.be/FrWQ4wXPzZs
柴田章吾*密着900日 【4/4】
http://youtu.be/AFds–QRfEY
柴田章吾選手は、その後、明大に進学。そして2012年のドラフト会議で巨人(ジャイアンツ)に指名された。育成枠3順目だったが、間違いなくプロ野球の仲間入りができたのだ。
難病に苦しみながら夢を叶えられた柴田章吾選手。念願のプロ野球選手になれて「この病気のおかげです、ありがとう、感謝します」と言ったという。
この五日市剛さんの講演会は北陸カラーフォーム会長の中山知英さんのご尽力で実現しました。また、メイク・ア・ボックス社長の浅井和明さんがFacebook等での積極的な広報のおかげで知ることができました。参加させていただきありがとうございます。感謝します。
【2019年8月14日追記】
本日のテレビ番組で、アンジャッジュ渡部が柴田章吾選手を紹介していた。ジャイアンツ退団後のことが紹介されていた。現在は外資系のコンサルタント会社で活躍しているとのこと。元気で活躍しているということがわかり、とてもうれしかった。
ありがとう感謝します。
この記事を書いた遠田幹雄は中小企業診断士です
遠田幹雄は経営コンサルティング企業の株式会社ドモドモコーポレーション代表取締役。石川県かほく市に本社があり金沢市を中心とした北陸三県を主な活動エリアとする経営コンサルタントです。
小規模事業者や中小企業を対象として、経営戦略立案とその後の実行支援、商品開発、販路拡大、マーケティング、ブランド構築等に係る総合的なコンサルティング活動を展開しています。実際にはWEBマーケティングやIT系のご依頼が多いです。
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