車検について考えてみた。車検とは、道路運送車両法によって義務づけられた自動車の性能などの検査のしくみである。車検は任意でなく義務。「しなければならないもの」だ。
では、もし義務でなく任意なら車検を受けるかどうか?
最近の自動車はめったに壊れない。車検など受けなくても安全にクルマに乗り続けることは可能かもしれない。もしも、法的義務がなければしないというのなら、自分のためにしているとは言いがたい。
では、いったい車検は誰のためにするのか?
自動車整備業界が保身のために持続を訴えているだけのしくみなのか?
※写真は、派手な車検整備会社。記事とは直接関係ありません。
ここで…
顧客の視点から、予防保全について考えたい。
予防保全とは、定期点検で的確な保全措置を行うことにより、故障等の発生を未然に防止することだ。クルマについて予防保全を実施することにより、効率的かつ経済的なドライビング環境を持続できる。その価値を理解できれば、車検はリスク防止や安全対策のしくみとして意義深いことは確かだ。
自動車整備業界は6兆円の市場。その約4割近くの2兆円強が車検整備で売上されている。
この2兆円が、顧客がいやいや支出しているお金だとするともったいない。
この記事を書いた遠田幹雄は中小企業診断士です
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