アイフォーン(iphone / ipod touch)

iPhone6にジャストサイズのBluetoothキーボードをつけてみたが操作感はいまいちだった

この記事は約4分で読めます。

iPhone6のBluetoothキーボードiPhone6にBluetoothキーボードをつけてみた。カバー代わりにもなるジャストサイズで重量も99グラムと軽い。iPhoneに取り付けると少しずっしりと感じるが、それでもiPhone本体とキーボードを合わせた重量は230グラム程度なので十分に手持ちで入力できる許容範囲である。
iPhone6とキーボードの接続はBluetoothなので簡単。キーボードの電源をONにして「wifi」のボタンを押すとiPhone側でキーボードを認識し、指定された数字を打ち込むとペアリング設定ができる。iPhoneとキーボードはスライドで開閉する機構になっている。さっそくキーボードを使ってみた。

iPhone6のBluetoothキーボードのアップ

Bluetoothキーボードを使ってみた感想は以下のとおり

  • 設定は簡単だし価格も3000円未満なのでお買い得
  • キーボード自体のアクションは悪くないし表示速度のレスポンスもいい
  • 両手で持って両手の親指でキーを打つスタイルにぴったり
  • スライド型なので持ち運びするさいはコンパクトになる
  • 電源は内蔵バッテリーでUSB充電すれば36時間持つのでモバイラーにはありがたい

メリットが多いようだが、実際に利用してみるとイマイチな点があり、使い続けるにはいまひとつ魅力に欠けるキーボードだった。

デメリットとしては、

  • 両手で持ったときに上部のiPhone本体が重さが気になり不安定
    (両手親指でキーボードを打つときに安定しない)
  • キーボードの一番上の行(QWER…の行)に親指を持って行くとiPhoneの下部にぶつかり入力しにくい
  • 入力したあとの変換やカーソル移動のためには、画面を頻繁にタップしなくてはならず、そのさい片手だと重量バランスが悪く持ちにくい
  • 上記の理由から両手親指で打ち続けることが困難なので長文入力には向かない
  • スライドして格納時の厚みが2センチくらいになってかばんに入れにくい
    (iPhone6のみなら薄いので気にならないがキーボードがつくとかなり厚くなる)

などがある。

実は約20年前に使っていたHP200LXが両手親指で入力する方法だった。

hp200lxウィンドウズ普及前なのでHP200LXのOSはDOS。CPUは8MHz。内蔵メモリは2MBしかない。表示は英語のみ。脆弱な性能だが、これを改造すると通信できる日本語DOSマシンになった。
改造後の性能は、CPU倍速化で16MHz、メモリは内蔵32MBに増強、日本語化キットを利用し日本語化、仮名漢字変換はWX2。これで最強の通信マシンとなった。VZエディタでメールを打ち、オートパイロットのNIFPでパソコン通信を巡回。ロータス123で表計算も使用できた。単三電池2本で20時間使えたので、外部電源を気にする必要がなかった。今思えば最強のツワモノ通信マシン。PHSとの相性も抜群で元祖モバイラー必携のツールだった。

このHP200LXの使い方が気に入っていた。たしか300グラム近くあったと思うが、筐体がしっかりしていてキーボード部分の厚みが適切だったため両手でのホールド感がよく、重量はさほど気にならなかった。キーボードのキーとキーとの空間も適度だったため、間違ってとなりのキーを打つことも少なかった。このときのHP200LXの使用感覚より優るモバイル機器が20年後の今でもまだに手に入らない…。HP200LXは銘器だった。

せっかく購入したキーボードだが、結局はモバイルすることをやめた。

意外な利用法として、キーボードの調子が悪い事務所のノートパソコンの代替キーボードとして利用できることがわかった。PC側のBluetoothをONにするとすぐに接続でき、動作はスムーズである。そのさいiPhoneを格納するカバーの部分がじゃまなので、いっそはずしてしまうかと考えている。どうするかはもう少し様子をみてからにする。

▼キーボードのスペック
iPhone 6 4.7インチ ケース型キーボード バックライト機能付け 【iPhone6 専用 無線式 Bluetooth3.0 ワイヤレスキーボード iPhone6 ケース アクセサリー】(iphone6_case_keyboard1black)

▼動画
https://plus.google.com/u/0/photos/105589825193543741806/albums/6083294714368838177