オンラインストレージ

owncloudを使えばドロップボックスのようなオンラインストレージ環境をオリジナルで作成することができる

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owncloudowncloudというオンラインストレージのフリーウェアがある。owncloudを使えばドロップボックスやGoogleドライブのようなオンラインストレージ環境をオリジナルで作成することができるらしい。ドロップボックスは便利だが容量の上限があるので追加分は有料契約が必要になる。このowncloudのようなオンラインストレージのフリーウェアはありがたい。ただし、オリジナルといってもレンタルサーバ契約は必要なので完全無料ではないが、さくらインターネットなどを使っていて容量をかなり余しているようであれば追加費用はかからない。実際にさくらインターネットで設定し利用している人の事例も多いようで、設定方法も公開されている。

公式サイト「http://owncloud.jp/」から以下引用

専用のオンラインストレージを自社内に構築しませんか?

ownCloudはオンラインストレージを、企業法人や教育機関内の専用サーバー環境に構築し、セキュアにファイル共有するためのオープンソースのパッケージソフトウェアです。「DropBox」や「Google Drive」のような使い勝手を維持したまま、データ容量を気にせず安心して、自社内で、また、取引先や国内外拠点との安全なファイル共有を行いたい企業・法人や教育機関のお客様に最適なソリューションをご提供いたします。

さくらインターネットでの設定方法はこちら

レンタルサーバにownCloudを入れてみた件
http://www.entereal.co.jp/blog/entry_installing-the-ownCloud.html

注意事項
実際にインストールする前に検討ならないことが幾つかあります。しっかり検討してから使用してください。

セキュリティ問題
これは、どのオンラインストレージサービスでも同じですが、各種データをクローズされたローカル環境から、インターネットに接続されたオンライン環境へアップロードする事になります。当然暗号化やパスワード等の対策はあるものの、その全てを行ったとしても情報漏えいのリスクをゼロにすることはできません。
格納予定データの種類などを加味し、これによる効率化とリスクのバランスを十分考慮してください。
要件/環境問題
最低でも数GBのバードディスク容量と、PHPが動くこと、MySQL(*1)データベースが必要になります。
当然PHPには、必要なモジュールが導入され、各種データベースを扱える事が前提です。
*1 PostgresSQLやSQLite、MariaDBでも可

バージョン問題
ownCloudの最新バージョン6.0.3をインストールするには、PHPはバージョン5.3.2以上(できれば5.4以上を推奨)、Sqliteはバージョン3.0以上、PostgreSQLは9.0以上が必要になります。
しっかりと管理されたサーバであれば大丈夫ですが、アップデートを放置したサーバでは動きませんし、セキュリティ的にも問題がありますので、事前にしっかりと調査を行う必要があります。
* さくらインターネットのサーバでは、PHPが4.4、5、5.2、5.3、5.4のバージョンの中から任意に設定を変更して使う事が出来ます。

トラフィック問題
専用のサーバではそれほど問題になりませんが、特にWEBサーバと兼用する場合などは、トラフィック確認も重要になります。
今となっては少なくなってきてますが、トラフィック量に応じた従量課金のサーバの場合、注意が必要です。
バックアップ問題
最近は、電源やストレージは多重化されたWEBサーバが多くなっていますので、ローカル環境よりはハードウェアによる物理故障へのリスクは少なくなるかもしれませんが、定期バックアップや任意の時点へのリストアなどデータ保全機能は、ビジネス向けの高額なプランにのみ付与されている事が多いです。
事前にバックアップ対策なども十分に検討してください。

遠田はまだ試していないが、十分つかえそうな感じである。ただし、情報漏洩などセキュリティ面の不安がある重要なデータは使わないほうが賢明だろう。容量を食う写真画像などのバックアップ用にはいいかもしれない。