米粉のニーズがV字回復している。2015年の米粉の利用が急増したようだ。2000年当初に米粉の第一次ブームが訪れた。
しかし、小麦粉より価格が高く品質としてもイマイチだったため、小麦粉の代替品としての活用は伸び悩みブームは一段落した。その後、米粉の利用は低下していった。2011年に4万トン近くあった米粉の消費量は2014年に2万トン弱まで減少した。
米粉がV次回復した理由
2015年に急増
それが2015年は急反転。約2.2万トンへと米粉の利用が急増している。
その理由はいくつかある。材料や製法の改良が進み、時間がたっても硬くなりにくい米粉パンが続々登場するなど技術革新し、米粉の製造品質が向上したことがある。
コメ離れが米粉が増えた理由だった
だがもっと大きな理由は「コメ離れ」である。食卓では「米」よりも「パン」を選択する家庭が増えており、どうせパンを買うなら「米粉原料のパンがいい」というニーズに合致したからである。
なんとも皮肉な経緯だが、米離れでパン食になった日本人の食生活スタイルが「米粉」の第二次ブームの原因だった。
消費者ニーズは米からパンへ
日経新聞の記事に「米粉 第二次ブーム」という特集があった。
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO96001210S6A110C1H11A00/
記事内容を見ると、消費者ニーズが米(ごはん)からパンへ、という嗜好変化がわかる。すでに消費支出では2割ほど米よりもパンのほうが多い。皮肉なことに、パンの原料として小麦粉より米粉がよい…という日本人の思いからか、米粉が再注目されることとなった。
ピンチはチャンス。
いっそ、「ご飯よりパン」という現実を認識したうえで、米粉の再活性化をアグリビジネスの起爆剤としてもいいのではないだろうか。
この記事を書いた遠田幹雄は中小企業診断士です
遠田幹雄は経営コンサルティング企業の株式会社ドモドモコーポレーション代表取締役。石川県かほく市に本社があり金沢市を中心とした北陸三県を主な活動エリアとする経営コンサルタントです。
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