Windows(ウインドウズ)10が7月30日以降は有料化すると発表化された。7月30以降のウインドウズ10の料金はホームエディションが19008円で、バージョンアップ用の割引価格などは用意しないという。これまで、ウインドウズ7や8.1を使っているユーザーは7月29日までにウインドウズ10へアップデートすべきかどうか悩むところだろう。
しかし、遠田は現状のウインドウズマシンをウインドウズ10へアップデートするのは見送ることを勧めている。ウインドウズ7なら2020年まで、ウインドウズ8.1なら2023年までの延長サポートがついている。それまでは既存のOSで十分使えるので、トラブルの可能性があるウインドウズ10へのアップデートは見送ったほうがいいという考えである。
ウインドウズ10は今無料でも2017年以降に利用料金が必要になるかもしれない
もうひとつ気になるのがウインドウズ10のサポート期間である。ウインドウズ10はこれまでのウインドウズと提供方法が大きく違いサブスクリプション方式になる。OS(ソフトウェア)を「販売」というより「利用」という概念に近い提供方法に変えるということである。 Windows10は数年おきに新バージョンのOSを発売するのではなく、ソフトウェア更新で継続的に新機能を追加していく「Windows as a Service」という考えが導入されるのである。
ウインドウズ10のホームエディションは2年更新と見られており、ひょっとすると2017年にサポートが終了してしまう可能性がある。その後はサブスクリプション方式に移行するかもしれない。そうなると、継続してウインドウズ10を利用するためには、年額いくらかの利用料金を支払わなければならなくなるだろう。2023年まで追加料金なしで使えるウインドウズ8.1に比べて、高い利用料金を支払わなければならない可能性もあるということだ。
そのあたりのことも含めて、今アップデートすべきかをどうか、もう一度考えてみることをおすすめする。
▼ウインドウズ10の有料化を知らせるNEWS
マイクロソフト社のウインドウズの告知
https://www.microsoft.com/ja-jp/windows
産経ニュースの記事
http://www.sankei.com/economy/news/160506/ecn1605060021-n1.html
財経新聞:昨年の記事
http://www.zaikei.co.jp/article/20150712/258697.html
Windows 10、更新プログラムが無料で提供されるのは2~4年間?
この記事を書いた遠田幹雄は中小企業診断士です
遠田幹雄は経営コンサルティング企業の株式会社ドモドモコーポレーション代表取締役。石川県かほく市に本社があり金沢市を中心とした北陸三県を主な活動エリアとする経営コンサルタントです。
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