北陸三国志ネット交流会

北陸三国志ネット交流会の見学先企業は鯖江の株式会社西村金属、脱めがね部品で成長し次は脱下請けという展開を図っている

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nishimurakinzokugaikan.jpg北陸三国志は富山県石川県福井県の三県でネットビジネスを展開する人たちのビジネス交流会である。活動はもう十年くらい続いている。活動初期の頃は「対決」で県別で競うスタイルでの交流だったが、ここ数年は各県幹事が工場見学的な見学会をベースとした勉強会と懇親会という交流スタイルに変化している。
今回は福井県鯖江市の株式会社西村金属に訪問した。当社はチタン精密切削加工では国内屈指の中小企業。「チタン加工」で検索すると常に上位表示されていることからもWEBを活用して新規受注を増やしてきたことがわかる。もともとめがね部品のネジなどを製造するのがメインだったが、今では医療用などの他分野からの受注のほうが多くなっている。「脱めがね部品」という戦略で新規得意先との取引を増やし、得意先の業態構造を一変させることにより成長と経営の安定を図っているすばらしい企業である。

北陸三国志ネット交流会

福井県鯖江市の株式会社西村金属に訪問

以下は「実は福井の技」からの引用http://info.pref.fukui.jp/tisan/sangakukan/jitsuwafukui/city/093.html

チタン加工技術を医療用機器などへ展開

当社は、チタン加工&ステンレス加工の微細加工・精密部品加工専門町工場です。特にチタン加工は、世界有数の眼鏡産地「鯖江」で、チタン製眼鏡フレームの開発にチャレンジしたのをきっかけに様々なノウハウが蓄積されました。
当社加工製品は、メガネフレームをはじめ、医療用のチタン部品、チタンアクセサリー部品、航空機部品、インプラント、アルカリイオン水生成機のチタン電極部、光センサー部品などに使用され、これら製品の小型化、軽量化、高付加価値化に伴い、チタンの微細精密加工の需要が急増しています。(平成21年に「元気なモノ作り中小企業300社」(経済産業省)に選定)

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コア技術は、NC旋盤加工による微細精密切削加工

チタンは軽量で、強度が高く、非磁性、耐食性、耐熱性、耐寒性、耐疲労性に優れた理想的な金属材料ですが、一般的には難削材と言われます。特に厄介な微細深穴加工においては、ドリル径の2倍の深さを超えるとあっという間にドリルが折れてしまう非常に困難な加工となります。
当社はφ1.0mm以下でドリル径10倍の微細深穴加工が可能で、NC旋盤加工による微細精密切削加工で安価に生産するコア技術を有しています。

●代表者 代表取締役社長 西村 憲治
●連絡担当者 営業部 山岸 亮
●設立 1972年4月
●資本金 1,500万円
●従業員数 30名
●売上高 4億円
●主要取引先 (株)シャルマン、ニッポー(株)、
日信化学工業(株)、山八歯材工業(株)、
愛知時計電機(株) 他

株式会社西村金属
チタンの微細精密部品加工
〒916-0019  鯖江市丸山町3-5-18
Tel:0778-51-2348 Fax:0778-52-6946
E-mail nk-net@nsmr.jp
URL http://www.nsmr.jp

実は西村金属にはもうひとつ関連会社がある。

株式会社西村プレシジョンでペーパーグラスを製造販売

それは株式会社西村プレシジョン、単なる下請けではないビジネスを展開している。その代表的な製品が「ペーパーグラス」という老眼鏡である。ペーパーグラスはおしゃれな老眼鏡で折りたためば薄さ2ミリとなり、たったの5グラムで軽く、チタンフレームの頑強で美しい曲線デザインで構成された卓越した製品である。定価15000円で直販を中心に販売されており、売上は伸び続けているそうだ。

西村プレシジョンのヴィジョン
地元(福井・日本)に愛される世界一の老眼鏡ブランドとなる

ミッション
Papergrace(ペーパーグラス)を手にする喜びと感動を世界中にお届けする

提供する価値
ネガティブをポジティブに

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株式会社西村金属の西村昭宏常務(株式会社西村プレシジョン社長)の説明に真剣に耳を傾け、ミッションの説明画面では皆いっせいに写真を撮影した。

宿泊先の神明苑

工場見学のあとは、鯖江のめがね会館を見学し、そのあとは宿泊先の神明苑に移動した。

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見学会のあとの懇親会に参加したのは6人。会場は鯖江市の神明苑。