言葉の市場にどう対応するか。これがインターネットビジネスでの勝敗を決する。1億稼ぐ「検索キーワード」の見つけ方を読んだ遠田の感想だ。
おもしろい数値があった。キーワード検索結果が1位表示である場合に「クリック率10%は前後、コンバージョンレート1%は前後」で、商材の内容等にかかわらずほぼ一定だったという。つまり、検索ワード表示の1000人に1人が買うということだ。
ここにキーワードマーケティングのヒントがある。 企業にとって、自社のワードポートフォリオをいかに構築するかが重要な時代になった。
ポートフォリオとは、安全性や収益性を考えた有利な分散投資の組み合わせのこと。企業経営上の事業の組み合わせ、製品商品販売上の組み合わせなどを、複数以上ある管理運営対象の固まりの全体を指す。
事業にしても投資にしても、事業家や投資家は、単に個別の期待収益の総和を最大化するだけではなく、そのリスクも回避しながら、安定的に収益を獲得していく必要がある。そのためには、投資対象及び事業内容、製品構成などの"分散"を図る必要があり、これを検討した結果がポートフォリオと呼ばれている。
ワードポートフォリオとは、検索エンジンにおいて検索上位表示される複数のワードを組み合わせて「経営資源」としてとらえるものだ。ワードポートフォリオは、今後マーケティング上非常に重要な視点になるだろう。
この記事を書いた遠田幹雄は中小企業診断士です
遠田幹雄は経営コンサルティング企業の株式会社ドモドモコーポレーション代表取締役。石川県かほく市に本社があり金沢市を中心とした北陸三県を主な活動エリアとする経営コンサルタントです。
小規模事業者や中小企業を対象として、経営戦略立案とその後の実行支援、商品開発、販路拡大、マーケティング、ブランド構築等に係る総合的なコンサルティング活動を展開しています。実際にはWEBマーケティングやIT系のご依頼が多いです。
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