あるネットショップのアクセス解析を見ていると不思議な参照メディア(URL名)を見つけた。コンバージョンにつながっているセッションに多発している。調べてみるとクレジット決済ページからのリンクだった。お客様が購入処理のさいにクレジット番号を入力するページがクレジット決済サービス独自のURLの場合、そのページから引き続き購入完了処理をするために戻ってきたアクセスを記録しているようである。
アナリティクスにこのクレジット決済のURL記録は不要である。アクセス解析のノイズになるので記録しないように設定することにした。
参照元除外リストに記録不要なドメイン名を列挙する。
参照トラフィック除外の処理手順
アナリティクス アカウントにログインし、[管理] をクリックする。
[アカウント] 列のプルダウン メニューから、該当するプロパティが含まれているアナリティクス アカウントを選択する。
[プロパティ] 列のプルダウン メニューからプロパティを選択する。
[トラッキング情報] →[参照元除外リスト] とクリックする。
記録したくないドメインを追加するには、[+ 参照の除外を追加] をクリックする。
[ドメイン] 名を入力します。
[作成] をクリックして保存。
※なお、参照元除外リストには、「含む」一致が含まれる。たとえば example.com を指定すると、sales.example.com のトラフィックも除外される。(ドメイン名に example.com が含まれるため)
▼アナリティクスに記録されていたURL名
acs.cafis-paynet.jp
acsweb-pa.dnp-cdms.jp
cap.attempts.securecode.com
acs.cardnet-tds.com
vcas02c.visa3dsecure.com
vcas2.visa.com
my.checkout.rakuten.co.jp
secure.shop-pro.jp
members.shop-pro.jp
▼処理したURL名(サブドメインは無視し、ドメイン名のみとする)
cafis-paynet.jp
dnp-cdms.jp
attempts.securecode.com
cardnet-tds.com
visa3dsecure.com
visa.com
rakuten.co.jp
shop-pro.jp
なお、このネットショップはカラーミーショップである。ショップサーブなどの場合はこのような処理は不要である。なぜなら、クレジット決済の画面はページ遷移がないからである。
この記事を書いた遠田幹雄は中小企業診断士です
遠田幹雄は経営コンサルティング企業の株式会社ドモドモコーポレーション代表取締役。石川県かほく市に本社があり金沢市を中心とした北陸三県を主な活動エリアとする経営コンサルタントです。
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