平成と令和をつなぐゴールデンウィーク10連休。4月29日は平成最後の昭和の日で、GW10連休の3日め。GW前半戦のピークになる日である。金沢を代表する観光地となった「ひがし茶屋街」の人の流れを視察した。結論からいうと、やはりひがし茶屋街の集客力は大きく、街が持っている魅力は底堅く厚いと感じた。出店している店舗もどんどん魅力的になっているし、いい意味での新陳代謝が行われており、「商店街」という見方をするなら、出店している企業はビジネスチャンスが大きい立地である。
ひがし茶屋街は金沢を代表する観光地
ひがし茶屋街の広見
▼自由軒の行列
お昼前の11時台。洋食レストラン自由軒の前は長い行例になっていた。行列は建物の角を周りさらに長く伸びており、すでに100人くらいは並んでいる。
▼箔一の行列
箔一の行列もすごく長い。お目当ては金箔ソフトだろうか。金箔が一枚巻きつけられてた豪華なソフトクリームは、芸能人も食べたことがあるということで有名。インスタ映えするため自撮りしたい観光客にはうってつけだ。
ひがし茶屋街のメインストリート
自由軒も箔一も「広見」という踊り場空間に面しており、ひがし茶屋街の一等地である。広見からもう少し奥に進むとひがし茶屋街のメインストリートだ。
メインストリートの突き当りには「ふ」という看板がある不室屋がある。この通りの様子はたびたびメディアに露出するので、全国の観光客もこの風景をみると「ひがし茶屋街に来た」という実感が湧くはずである。
ひがし茶屋街には多数の裏通りがある
実は、ひがし茶屋街は多数の裏通りがある。メインストリートだけでなく、裏通りにも多数の人が流れているのがひがし茶屋街の奥行きの深さである。裏通りには新規出店も多く、それぞれの店舗が差別化を意識した魅力創出を図っているため個性的な店が並んでいる。
「醤油味噌」というのれんが大きく掲げられているのは、金沢市大野にあるヤマト醤油味噌の店舗である。味噌醤油製品の販売だけでなく、店内にイートインスペースがあり、味噌汁や醤油ソフトを食べることができる。
人気の醤油ソフトを食べた。醤油が入るとキャラメルの味のようになる不思議な味わい。ほんのりと塩味が効いていておいしいソフトクリームである。
反対側の裏通りには飲食店が多い。「みずほ」の隣にある「ほやさけ」という蕎麦屋の前にも行列ができていた。まだお昼前である。11時開店と同時に満席になった。
11時すぎに入店したが2組の順番に着いた。いっぱいの蕎麦を食し、昼前に店を出たが、店の前の行列は伸びていた。
行列がすごいことでいうと、このコロッケ屋さんには驚いた。コロッケ専門店で、看板商品は「金澤クロケット」という520円の商品である。
ひがし茶屋街の魅力は古さと新しさが同居したところ
ひがし茶屋街の魅力は古い町並みの風情である。
しかし、それだけではない。常に新しい店舗が出てきたり、既存店舗もリニューアルしたりして、いつも新しいなにかがある。新商品や新サービスが次々と生まれる「場」になっていることが大きな魅力である。エキゾチックな刺激をもたらしてくれる「ひがし茶屋街」は令和の時代になってもさらに魅力的に輝く観光地になっていくだろう。
【ひがし茶屋街のDATA】
ウィキペディア https://ja.wikipedia.org/wiki/東山ひがし
住所 〒920-0831 石川県金沢市東山
電話番号 076-232-5555(金沢市観光協会)
FAX番号 076-232-1170
交通アクセス(公共) 「橋場町」バス停から徒歩6分
駐車場 東山観光駐車場、東山北観光駐車場、東山河畔観光駐車場等
この記事を書いた遠田幹雄は中小企業診断士です
遠田幹雄は経営コンサルティング企業の株式会社ドモドモコーポレーション代表取締役。石川県かほく市に本社があり金沢市を中心とした北陸三県を主な活動エリアとする経営コンサルタントです。
小規模事業者や中小企業を対象として、経営戦略立案とその後の実行支援、商品開発、販路拡大、マーケティング、ブランド構築等に係る総合的なコンサルティング活動を展開しています。実際にはWEBマーケティングやIT系のご依頼が多いです。
民民での直接契約を中心としていますが、商工三団体などの支援機関が主催するセミナー講師を年間数十回担当したり、支援機関の専門家派遣や中小企業基盤整備機構の経営窓口相談に対応したりもしています。
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