ココログが不調!
ここ数日、記事の投稿などがまったくうまくいかない状況が続いている。処理がめちゃくちゃ遅いうえエラーばかり。ココログ利用者としては重大な問題だ。
ついにニフティはココログ継続のために最後の大博打にでた。7月11日(火)14:00から13日(木)14:00の約48時間、丸2日間ココログの機能を停止しての大幅なメンテナンスを実施する。
この間、ココログは閲覧はできるもののブログとしての機能(投稿、コメント、トラックバック)は全て使用できない。このメンテナンスは吉と出るのか凶とでるのか。
このココログ不調の原因には「ココログフリー」の導入の影響が大きいと考えられるが…。
「ココログフリー」導入以前のココログは、ブログのASPサービスの中で唯一「無料ブログ」がなかった。それがココログの信頼性が高い理由でもあったし、SEOにも有効であった。その価値がココログを積極的に使う理由になっていた利用者も多かったはずだ。ニフティを約15年利用している遠田は、少なくともそのような考えの1人だ。
それが「ココログフリー」導入後、無料となったココログに利用者は急激な増加。またココログフリーは広告表示がされることで無料化されている。この利用者の増加と広告表示システムの負荷が、相乗効果となり爆発的にシステムを圧迫し処理が限界を超えたという推測もできる。
このように、ココログ不調の原因には、技術的な側面とマーケティング戦略的な側面が考えられる。
ここでは「ココログフリー」のマーケティング戦略的な側面を述べたい。
ココログフリーは、ニフティの新規客獲得戦略の現れであり、同時に既存客軽視の姿勢がみえみえとなった。結果的に既存顧客にとって「ココログブランド」は地に堕ちた。
既存ユーザ重視戦略をとるつもりなのであれば、ココログフリー導入は大失敗だったといえるだろう。
ニフティを約15年利用してきた遠田からすると、ココログフリー導入は大きな不満だ。ココログを利用してきた理由は「優良な有料サービス」だった。それがココログフリーのおかげで、ココログの価値は下がり、システムエラー続出となれば、大きな価値低下だ。
今回のメンテナンス方針も、ココログフリーのユーザとココログプラスなどのユーザについて「区別」しているのだろうか?疑問だ。
ココログには3段階の有料会員がいる。無料会員のココログフリーと合わせると4段階の会員がいるのだが、ここは対応を区別すべきであろう。
たとえば、ココログフリーは1週間程度停止、有料ココログ会員は1日停止、ココログプラス以上の会員には一晩停止くらいに限定するなど、区別(有料客優遇)すべきではないか。※以下のメンテナンス予定を見ると逆のよう…
今こそ、ターゲットを明確にすべきときなのではないか。
それができないのなら、いっそここで「ココログフリー」を廃止してはどうだろうか?>ニフティさん
このメンテナンスの対応や結果次第で既存のヘビーユーザは今後ココログを使い続けるか他のブログサービスに乗り換えるかを決断することになるだろう。
ニフティを継続利用したいと考える顧客として、よい成果を期待したい。(ちなみにこの記事はメール投稿。うまくいくかどうか…。)
▼出典
http://info.cocolog-nifty.com/info/cat510646/index.html
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◇メンテナンス日時
2006年7月11日(火)14:00〜7月13日(木)14:00の約48時間
◇メンテナンス目的
データベースソフトおよびオペレーティングシステムのバージョンアップを行うことで、ココログデータベースの大幅なレスポンス改善を図り、ご迷惑をおかけしているココログ管理画面の操作が重いなどの状況を解消することです。
大幅なレスポンス改善を実現できれば、各種不具合の原因となっているキャッシュシステムを外すことができます。「他人の記事が表示される」などのキャッシュシステム関連の不具合も一挙に解消することが可能です。
◇ご利用いただけなくなるサービス
・ココログベーシック・プラス・プロ
−管理画面へのアクセス
−管理画面上の各種操作(記事投稿など)※1
−トラックバック/コメントの受けつけ
−モブログからの投稿
−ココログの新規登録/解除
−ココログ出版
−ココログデザイン
−公開日時指定機能 ※2
・ココログフリー
−ココログデザイン
※1 XML-RPC/ATOM API経由での記事投稿も出来ません。
※2 メンテナンス時間中に公開するよう設定していた場合は、メンテナンス
終了後に公開処理されます。メンテナンス中は公開処理されません。
※ ベーシック・プラス・プロ、及びフリーともココログの閲覧は
通常通り可能です。
※ メンテナンス時間中は、ご登録情報に関する電話/メールでのお問い
合わせにお答えできない場合があります。あらかじめご了承ください。
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この記事を書いた遠田幹雄は中小企業診断士です
遠田幹雄は経営コンサルティング企業の株式会社ドモドモコーポレーション代表取締役。石川県かほく市に本社があり金沢市を中心とした北陸三県を主な活動エリアとする経営コンサルタントです。
小規模事業者や中小企業を対象として、経営戦略立案とその後の実行支援、商品開発、販路拡大、マーケティング、ブランド構築等に係る総合的なコンサルティング活動を展開しています。実際にはWEBマーケティングやIT系のご依頼が多いです。
民民での直接契約を中心としていますが、商工三団体などの支援機関が主催するセミナー講師を年間数十回担当したり、支援機関の専門家派遣や中小企業基盤整備機構の経営窓口相談に対応したりもしています。
保有資格:中小企業診断士、情報処理技術者など
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