百円玉くらいの大きさの円形NFCシール。このシールにはスマホを使って情報を書き込むことができる。書き込んだ情報は、スマホをかざすだけ(タッチするだけの非接触)で、スマホを動作させることができるようになる。
2003年の段階で実験的に利用したことはあるが、実用には至っていなかった。スマホの性能が格段に向上しており、用途もぐんと広がっていることから、あらためて利用法を考えてみよう思い、実験を再開した。
手帳に円形のNFCシールを貼り付けた。手帳を閉じた状態でもスマホをかざせば、NFCのデータを読み取りスマホが動作する。
使用したアプリは「NFCタグマティック」。アンドロイドで日本語で使用できるNFCアプリとしてはもっとも評価が高かったので試用してみた。
NFCの設定は簡単にできた。
今回は、単純にスマホをかざせばホームページが開くという動作をするように設定した。
2013年にNFCシールとアンドロイドタブレットで実験したさいは、まだ使用感がもっさりしていたり、設定がしにくかったりしたが、現在は直感的にサクッと使えた。
利用法としては以下のようなことが考えられる。
・企業のタイムカード(出勤簿)の代替手段
→会社の玄関内で社員がスマホをかざして記録をメールするなど
・タッチすると通信するwifiを切り替える(ログインする)
・タッチするだけでTwitterに投稿する(居酒屋なう、など)
そろそろNFCタグとスマホを活用する本格的な時代がやってきたのかもしれない。
※NFCは「Near Field Communication」の略称で、近距離無線通信規格のこと。10センチ程度の狭いエリア内で、機器間でデータ通信をするのに使われている通信技術。かざすだけ、タッチするだけという非接触通信に利用されている。最近のスマホにはほとんど搭載されている。
iPhoneでは使用制限が多い
Android端末ではNFCが標準で使えるのに、iPhoneでは制限が多い。iPhone7からNFCリーダーが搭載されているが、上記で試したような機能はうまく動作しなかった。
▼試した4つのアプリ
結局、一番左のアイコンの「Japan NFC Reader」のカードリーダーを残し、他の3つは削除した。
▼「Japan NFC Reader」のカードリーダー
「Japan NFC Reader」のカードリーダーでは、スイカ、ワオン、ナナコなどの電子マネーの残高を読み取ることができる。
▼読み取ったナナコの残高
なお、Androidの「NFCタグマティック」では、標準で電子マネーの残高を読み取ることもできるので、NFCを活用するならAndroidのほうに軍配があがる。
この記事を書いた遠田幹雄は中小企業診断士です
遠田幹雄は経営コンサルティング企業の株式会社ドモドモコーポレーション代表取締役。石川県かほく市に本社があり金沢市を中心とした北陸三県を主な活動エリアとする経営コンサルタントです。
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